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【安倍元総理の訃報で思うこと】やっぱり〇〇主義はやめないと駄目だよな

 今週は本当に多くのブロガーや動画配信者が、上げたであろうこの話題。やはり私もスルーする訳にはいかないと思ったので、挑戦してみた。

 安倍元首相銃撃事件‥やっぱりショックだよね。本当に令和ってろくでもねえ時代だな。令和って元号が発表される前に「安久(倍政権がしく続く)」って元号になるんじゃないかなんて揶揄されてたけど、これだったら験担ぎで安久で良かったよな。
 毀誉褒貶の激しい方だったけど、間違いなく誰よりも長い間最前線で最激務を務めた方なので、穏やかな晩年を過ごしてほしかった‥

 まあせめてもの救いは、「犯人の家族を晒せ」とか「こいつ朝○人に決まってる」みたいな勘違い正義中毒野郎はごく一部で、多くの方が「こういう時だからこそ、自分のできるベストを尽くしていこう」みたいな前向きな投げかけをしてる事だな。

 だから私は私のできる事をやろうと思う。
 前半は安倍さんの人生から鑑みる、私が思う本事件の真因の考察。そして後半はそんな私が考える、「今の自分にできること」でも語ってみたい。
 ‥‥言っておくが、このテンションで最後まで進むと思うなよ(笑)


ずば抜けたコミュ力

 敵も味方も多い方だったと思う。モリカケ問題とか、さくらの会問題とか、胡散臭い部分も多々あるが、あの人の根幹は正義の塊の人だったんだろうなと私は思ってる。
 だってどう考えたって、私利私欲を肥やしたいだけの人間が、靖国神社参拝なんてしないでしょ。総理二期目の初期に行われた「アベノミクス、三本の矢」はすごかったな。本当に日本が変わるかもって思ったもの。
 まあその後めっちゃ歯切れが悪くなって、後年は「アベノマスク」を世に出したわけだが(笑)

 でもあれは明らかに陰謀よ。みるみる言葉にキレがなくなっていったもの(CSISとかアーミテージとかググればいくらでも出てくる)。

 脚本ありきの政治を進めなければならなくても、あの人のコミュニケーション能力はやはり別格だった。あのプーチンが銃撃事件後に、家族に弔電送ってるんだよ!?「晋三は真の日本の愛国者だった」って。
 プーにそれを言わしめる人間が、世界に何人いるのだろう‥いないかもしれないな。


高すぎるコミュ力ゆえの弊害

 一冊ぐらいコミュニケーションに関するビジネス本出せば良かったのに。どんなビジネス本よりも説得力エグいでしょ、「トランプ、オバマ、プーチン、エリザベス女王と仲良くする方法教えま~す」ってww

 ただね‥高すぎるコミュ力と高すぎる志を持つとどうなるか。それは人が沢山集まってくるのだ。良い人も悪い人も!
 
安倍さんの場合、想定以上に悪い人が周りに集まってしまったのは否めないよな。森友・加計学園の理事長とか昭恵とかwww
 だってモリカケなんか不正に援助したって、安倍さんへの見返りなんて昭恵以外ゼロよゼロ!あれは都合よく、ネームバリュー使われただけだろ。

 アベノミクスは超大人の事情でぶっつぶされてしまったから、憲法改正だけは何としてもやり遂げたかったのだろう。その為には人脈を使って巨大な権力を得る事の重要性を、心底理解していたんだろうな。安倍政権後半は、善悪のべつ幕無しに人脈築いていった感は否めなかった。
 その中の一つが銃撃犯の犯行動機となってる、(噂だが)統一教会だったんだろうな‥

 コミュニケーション能力が高すぎる人は、悪用されてしまう。世界のリーダーから宗教まで人脈を築けるレベルのコミュ力を持ってる人間は、むしろ極悪人の方が良かったのかもしれない。その方がよりはっきりと敵味方が別れるから、誰かが常に監視してくれるでしょ。


日本人にかけられている呪い 

 結局安倍さんは、広義で言えば「今の日本人にかけられている呪い」に殺されてしまったのではないだろうか。
 どういう事か説明しよう。
 世の中が経済的に豊かになってくると、欲望をメインにしてた人達っていうのは、欲望が叶っていく。金・女・名声‥
 それが最終的にどういう所に落ち着くかというと

勝ちゃあいいんだろ?

って所に落ちてしまうのだ。この「勝てばいいんでしょ?」っていう勝利主義の呪いこそが、この事件の根幹なのではないだろうか。

 幸せとは多種多様だ。
 勝負の過程にある充実感とか、「負けはしたけど得るものもあった」という、足るを知る重要性とか、「一応レースに出たんだぞ俺は」という満足感‥勝利主義はこれらの幸せを全部、全~部否定してしまう。
 しかも参加してない人間までが「あいつ負けたんだって、ダッサwww」とか抜かして、負けた人間を馬鹿にする。
 それなのに勝利主義で本当に勝利するのは、0.00数%という、本当にごくごく一部の「たまたま」運の良かった人間だけという、非常にいびつなシステムなのである。

 更にまずいのが、勝利主義の言う勝利条件が、「皆に認められている」っていう所だ。フォロワー数とか選挙の投票数がこれにあたるよね。
 先述した通り、夢や幸福感には本当に色々なパターンがあるのに、勝利主義に囚われるとその基準は
「人気があるから私はえらい」
「儲かってるから私はえらい」
という、承認欲求の母体の多さが価値基準になってしまうのだ。だが自分の評価を他者に委ねている時点で、もうその先には地獄しか無い。他者の価値なんて、気まぐれで、風で、本っ当いい加減なものなのにね。

 政界のサラブレッドに生まれ落ちて、幼少期から政界の帝王学(勝利主義)を徹底的に叩き込まれた安倍さんと、有名高校を出てるのに、(おそらくは)コミュ力がない為に、敗者という辛酸をなめ続けざるを得なかった銃撃犯。これが勝利主義の呪いでなくて、なんなのだろうか。

 犯人からすれば「勝ちゃあいいって事はこれもアリなんだろ!」っていう、社会へのアンチテーゼも確実にあったはずだ。
 いやむしろ「宗教に家族をめちゃめちゃにされたから、そこに加担した安倍が許せなかった」なんて後付けで、勝利至上主義社会への復讐が、真因だったと私は思ってる。

 私は輪廻転生を信じてる派の人間だ。安倍さんには次の人生では、どうか普通の家庭に生まれて、自分の好きなように生きて、自分の正義を好きなだけ貫き通して欲しいと切に願う。
 どうせ次の人生でも傑物になるに決まってるんだから。


勝利主義時代を生き抜く新しい考え方

 さて!真面目パートはここまでだ。ここから先は今の私ができる事をやっていく。
 9割9分の読者様はここでプラウザバックしてもらってOKだ。いやプラウザバックを推奨する(笑)


 この「勝てば官軍」のアホらしい時代をどうやって生き抜けばいいのか、足りない頭で必死に考えてみた。
 考えてみた結果「今の漫画や映画のトレンドになってる考え方を、現実世界にも持ち込めば良いんじゃね?」という結論にいきついたのだ。
 そのトレンドとは曖昧な表現で相手に考える余白を持たせる事である。
 漫画や映画では、「セリフや演技がリアルなのか空想なのか分からない曖昧な表現をする」というのがトレンドになっている。映画で言えば「パプリカ」「マトリックス」。漫画なら「進撃の巨人」の終盤、「ルックバック」などがこれにあたる。

 この曖昧さこそが、厳しい現実を生き抜く最適解だと思う。論より証拠、「閣僚の不祥事に関する質疑応答」という体で、首相のぶら下がり会見にこの手法を持ち込んでみよう。

「首相!今回の閣僚の重大な不祥事に対して、どう責任を取るつもりですか?」
それは半分正解で半分不正解ですね
「それは具体的にどういうことでしょうか」
「かつて何かを研究していた何らかの施設からの情報なのですが、ナッシュガードをアクティブにすることでウロボロス環が発動する事が分かっています。それを利用すべきと言っているのです。」
「‥話を戻します。責任は取るのでしょうか?はいorいいえでお応えいただくと大変助かります!」
「『前門の虎、後門の牛に入らずんば、石見銀山ねずみ捕り』‥‥ですよ。ハッハッハ!」
「うっさい黙れ○ね。もうええわ!」

 これからのトレンドはこれだ!
 曖昧なセリフ、アバウトなことわざ、どうとでも取れる表情。思わせぶりでな演出で徹頭徹尾対応してくのだ。一周回ってその難解さ(実は何も考えてない)が「アニメ・映画考察厨」から好評を得て若者の心を掴むかもしれないではないかwww

 なんでこんなしょうもない話を書いたかって?
 そんなの決まってる。私ができる今のベストを尽くしただけだ。
 私にできるベストは「皆をブチ笑かす」ことなのだ。⇐スベり散らかすの間違いでは?


最後に 

 最後にちょっとだけ、偉そうに語らせてもらいたい。
 安倍さんはよく自身の姿と重ねていたのか「再チャレンジできる社会」を唱えていた(総理一期目は体調不良諸々で早期退陣した)。

 8年以上も総理を務めた人が、再チャレンジできる社会を実現したがっていたのに、そうはなっていない。つまり勝利主義になってるのは社会のせいじゃないって事だ。

 もう自覚したほうがいい。スキあらば楽して他人を出し抜こうとする俺達のセコさこそが全ての原因なんだ。
 
‥ってなんか上からで申し訳ない。でも全ての出来事には理由がある。今回の悲劇もそういうメッセージだと思って自分を戒めたほうが、自身も社会も前に進めるのではないだろうか。

サポートして頂ければ私のモチベが500倍に上がります(だから何なん?www)。こんな私をサポートしてくれるあなたは、心底良い人なのですね😊