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躊躇い【詩】

ふと唇を開きかけ
噤んでしまう

なにを言おうとしたのか知りたくて
瞳の奥を覗き込むが

恥じらう睫毛が隠してしまった

わたしもまた言葉を飲み込む

ただあなたの指先に触れてみる

唇が美しく綻ぶ

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