見出し画像

素敵な若夫婦がご来店(オーダースーツ)

先日、素敵な若夫婦がご来店くださいました。
30代になったし、子供の七五三が数年後にあるし、冠婚葬祭で着るスーツをオーダーメイドで仕立ててみたいと。

初めてのオーダーメイドということなので、その都度選択肢を提示しながら選択基準や事例などをご説明さしあげ、お二人の意思によって決断してもらうようにして進めていきました。

スーツのルーツ、各ディテールの役割や印象等の説明をしっかりとお聞きくださり、理解しながら進められる様子。そして豊富な生地バリエーションに魅了され、高級ファブリック1枚1枚の細やかな織りや色柄の違いに感嘆され、その良さを堪能される様子。
「洋服を誂える」ということの奥深さをたっぷりと味わって頂けた気がしました。

単なる服ではなく、「フォーマル」という世界共通の素晴らしい文化が内在されているということ。IT技術の発展に注目されがちな我が業界ですが、その部分の価値ばかりが話題になってしまっていては「オーダーメイドスーツ」の本質が失われてしまいます。
私たちがしっかりと上手にお伝えしていかねばならないのだなと、改めて気付かせていただいた上質なお二人でした。ありがとうございました。

2002年とあるテーラーの業績UP支援がきっかけとなり、その頃からオーダーが人気になる将来を予測して日本国内のテーラーや縫製工場を応援してきました。女性のミシンも含め“日本の強み”になれるジャンルだと見て現在も今後も色々と頑張りたく思っています。興味ある方、ぜひ力を貸して下さい☆