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「ファッション」の価値

2010年代。
自分自身の"見た目"にこだわることで自分の人生観をアピールする"セルフブランディング"という大きな流れが出来ていました。
「仕事に対する意気込みの高さ」とか「上質さにこだわるセンスの高さ」とか「細部までこだわる丁寧さ」等を外見で表現することがビジネス界隈での大きなトレンドだったのです。
このトレンドがオーダーメイドスーツや上質イメージのファッション市場を牽引していて、その流れはけっこう長く太く続く本流的なものとして捉えていました。

着ているご本人の自信にも繋がるし、立ち居振舞いが"エレガントな紳士淑女的になる"=他人に寛容になれる。と、社会的なメリットがとても大きく、それがボクがオーダーメイドファッション事業に力を入れる意味合いでした。

2020年。
そんなところに突然やって来たコロナ禍。マスクとかディスタンスとかリモートとか。あっという間に新しい生活様式に変わり、"見た目"の価値がかなり変わってきています。
"パジャマスーツ"なるものがヒットするなど、自分の人生観を代弁する系のファッションの存在はだんだん小さくなってきている感じです。


■ボクは「ファッション」の価値を再構築したい

"オシャレ"だけが「ファッション」の価値ではないはず。それでは古いままだ。

"より良い品をより安く" はもう十分。
作り手さんの給与や待遇はむしろもっと上げるべき。
(ロボ的なテックで頑張る会社もあるだろうけど、まあ巨額投資してどこまでのコトが実現可能なのかはボクにはよく分からない。今やユ○クロの商品でもかなりハイレベルだから。)

"人々を健康にする!"
"地域や地球に貢献する!"
という社会貢献的な価値をもつファッションビジネスを増やしたり伸ばしたりしていきたい。
やはりファッションも"応援"的な消費を獲得していくべきだと考える。それが最近の流れ。

そんな今日このごろです。はい。


2002年とあるテーラーの業績UP支援がきっかけとなり、その頃からオーダーが人気になる将来を予測して日本国内のテーラーや縫製工場を応援してきました。女性のミシンも含め“日本の強み”になれるジャンルだと見て現在も今後も色々と頑張りたく思っています。興味ある方、ぜひ力を貸して下さい☆