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丁寧に書いた文字はすぐ分かる話

私は文字を書くことが好きだ。まったく苦にならない。なぜなのか、理由を探してみるとそれは、幼いころから書道を習っていたことが大きかったと思う。確か週1で通っていた。

文字を書くことをいつの間にか「習慣化」していたのである。

そしてそれが「いや」にならなかった。ということである。

そして、私は手書きで手紙を書くことが好きだ。
これまでことあるごとに書いてきた。

親友の誕生日、彼の誕生日、付き合って〇年記念日、退職する会社のお世話になった先輩へ…等々。

彼らは演技派女優ではないので、みんな反応を見る限り喜んでくれていると思う。

もちろん私も手書きの手紙をもらったときはとても嬉しい。

現代において「手書きで手紙を書く」という文化はかなり薄れているように思う。その状況もあいまって余計にでも嬉しいのかもしれないけど。

「手書きで手紙を書く」ということは「自分の時間を差し出す」ことだと私は思う。

もちろんPCで作成した手紙も「自分の時間を差し出している」
確かに。

ただ「手書き」の場合は、間違えたら修正テープで消せば汚くなるし(ばれるし)その人の文字で相手に思いを伝えることができる。だからなんかその時間を私に使ってくれたことが嬉しいし、愛を感じる。

ただ手書きが書けばいいってもんじゃなくて、字が綺麗だろうが下手だろうが「丁寧に書いた字」は相手に伝わるということを忘れてはならない。

私もよく母に言われたものだ。「書道を習っているから字は綺麗なのであって、丁寧に書いてない字はすぐ分かるよ」と。

最後に、話は少しずれるがこんなことを思いだした。
以前勤めていた会社に全員がスケジュール把握するための手書き掲示板があった。
そこに文字を書く時、私は普段よりも丁寧な気持ちで書いていた。
だが、そこに乱雑に文字を書く人ってひとりじゃなくて、数人いた。
なんかこれも、見る人の気持ちを考えてないし、自分の時間を差し出せるほどのものじゃないっていう価値観なのかなって。
私がさり気なく書き直していたのは、秘密の話。(笑)






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