「⑤ なにを伝えたいのか? _植木屋の挑戦、あれから15年」

前回ブログのことなどにちょっと触れたので
今回はそのあたりのことを。

話すより文章を書くほうが好きだという話はしたと思います。
では書くことでいったいどんなことを伝えたいのか
もちろん日々仕事のことを伝えたいっていうのもありますが
ずっと通底して伝わって欲しいなと思ってことは
庭をつくってるじぶんが
日々思ってること、考えてること、刺激を受けたこと
読んだ本、観た映画、聞いた音楽
なんていったらいいのか
じぶんから庭をひいた部分
つまり
じぶんー庭=伝えたいこと
みたいなことなんです。

時間はすっごくかかるのかもしれないけど
なにか共感できる部分とか
共通の趣味とかあったら
僕だったらその人のことを結構信用できて
なにかをお願いするときのキーポイントになるし
ブログとかSNSってそんなものを伝えられるツールにならないかなって。
僕はこんなふうに
すっごく時間がかかってしまうことや
ちゃんとみてくれる人や掘ってくれる人じゃないと
伝わらないような仕組みとか取り組みが
どちらかといえば好きなようです(汗)
やりはじめたら割としつこいです。

早くて近いはよさそうで親切かもだけど
すぐに全部忘れてしまいそうな気がします。
世の中の当たり前がそっちにシフトしてきてるとは思いますが
まぁ天の邪鬼というか意地悪というか
ミーハーなとこもあるのにそんなとこもあります(笑)
でも伝えることが難しかったり時間がかかるものって
ちゃんとわかってもらえたら
長く深く理解してもらえるんじゃないかなって。

少し話はかわりますが
インスタグラムの最初あたりは
すっごく僕らの仕事(写真と短い文章)との相性のよさを感じたので
個人じゃなくて会社のアカウントをつくって
日々の仕事を毎日UPしました。
これも決め事をして
そのアカウントは過去の盛れたような写真はわざわざUPしない。
毎日の現場を淡々とUPしていくということにこだわって投稿しよう。
日々だんだんと庭ができていく感じや
手入れに何度も数年に渡って同じ庭を訪れるので
四季や成長みたいなものがわかるようにもしています。
ただインスタとの相性のいい時期はもう過ぎちゃった気がします。

なんていうかブログにせよ
Facebookにせよインスタグラムにせよ
これはどんなものかをしっかり理解した人が
最初にうける恩恵みたいなものしかなくて
有名人以外はスタートが遅れたらあんまり効果的ではないツールなのかもですね。
なんでもやったらいいってわけじゃないけど
それをつかうことで少しでもなにかを伝えることができるのであれば
慎重に様子みることなんかしてないで
最初はわからなくても
僕は積極的につかってみたほうがいいと思う派です。

今回はこんな感じで。


目次 前編
壱_信じることができますか?
弐_庭いりませんか?
参_地下足袋と下駄
四_どこでもプレゼン
伍_なにを伝えたいのか
六_植木屋的助け合い
七_いいって何なのか?
後編へ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?