「④ どこでもプレゼン _植木屋の挑戦、あれから15年」

今回は前回の最後に書いた
いろんな人と会うという話を。

このnoteもそうだけど
書いただけではなかなかじぶんが読んで欲しい
と想定してる人は読んでくれません。
当時はブログが流行っていて
僕も文字で伝えることは話すよりも好きなので
いろいろ日々の想いみたいなものを書いてました。
(またそのへんの詳しいことは今後に)

少し時が経ち
ブログからSNSに移行していく中で
特にFacebookの初期は
今まで出会うことが出来なかった同年代の
同じような趣味の人と割と簡単につながることができました。
そんな中で、同じ店が好きなメンバーで月に一度集まる会や
あるデザイン会社が主催する異業種交流会みたいなものにも
参加させてもらうことができるようになってきました。
どちらもデザイン感度の高い方が多く
今まで会ったことのないタイプの人ばかりでした。

同業者なんてまったくいない中で
前回書いたようなthe庭師ファッション+下駄というカッコで
ほぼ毎回参加させていただき
ほんと最初はそこでかわされてる言葉や人の名前も
わからないことが多くて
わかったような顔をしてその場を過ごし
コソッとメモをして帰ってからググって調べるってことの繰り返しでした。

また異業種交流会では
そこで出会うまったく庭に興味もないような人をつかまえて
iPadではない携帯ショップのおまけでもらったタブレットで
ひたすらまだ少ししかないポートフォリオをつかってプレゼンするという
ほんと修行としか言いようがないことを繰り返しました。
これが直接仕事につながったかと言われたらたぶんつながってないんだけど
かなりメンタル的にも鍛えられました。
途中でこれは興味なさそうだから早めに話したほうがいいなとか。
こういうタイプの人はこういうところに興味があるんだとか。
Facebookでつながった方で話を聞いてくれそうな方にも
DMなどで直接連絡をして時間をいただいてプレゼンにいかせていただいたりもしました。
それはデザイン関係やものづくりをしてる方が中心で
仕事をいただくというよりもどんな反応をしていただけるかを
とにかく肌で感じたかったのかもしれません。
今、振り返って考えると
じぶんはこういう積極的なことができるタイプではないので
かなり頑張ってたんだなと思います。
ただそれくらい当時は仕事がなくて切羽詰まってて、とにかく必死でした。

デザイン関係者ばっかりのところに
作業着と下駄で行くのはほんとに恥ずかしかったなぁ。
こういうことを2-3年はやってたんじゃないのかなと思います。

いろんなことに対して人生の先輩たちはよく
そんなことをしても意味がないとかおっしゃってくれる方が多かったのですが
なんていうか僕は結構頑固なところがあって
じぶんがこうしたらって思ったことに対して
ちゃんと経験してじぶんで判断したいって
今もですがそういうところがあります。
なんでもやったみないと結果とか得るものなんてわかりませんよね。


目次 前編
壱_信じることができますか?
弐_庭いりませんか?
参_地下足袋と下駄
四_どこでもプレゼン
伍_なにを伝えたいのか
六_植木屋的助け合い
七_いいって何なのか?
後編へ


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