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研究員紹介:荒木淳一郎

Q1.本業の事業内容について教えてください

店づくり・運営及び空間演出におけるVMD戦略の立案と実践・研修を柱としたコンサルティング業務を行っています。VMDというと、ディスプレイや陳列方法と捉える方が多いのですが、私は、ブランドや商品の価値を視覚を中心とした五感に訴え、販売促進に効果を上げる活動全般のことだと捉えています。行動経済学や人間工学などに裏付けられた科学と時代のニーズを反映した感性の融合によってヒトをモノに導くマーケティング手法です。店づくりにおいて、VMDはメイクアップではなくファンデーションだと考えています。



Q2.ギフト研究所の活動に参加しようと思ったきっかけと決断した理由を教えてください

私は、常々日本の伝統文化を次代につないでいきたいと考えていました。堅苦しいことではなく、日々の生活の中で年中行事を通して子供たちに伝えていました。食文化や伝統的な技法や技術、様式、美意識、芸能文化、芸道など、日本には多くの伝統文化が存在します。しかし、急激なテクノロジーの進展や娯楽の増加によって、伝統文化に興味を持つ人が少なくなっています。後世に日本の伝統文化を継承するためには、さまざまな角度での柔軟さが必要でしょう。その大切な切り口が「気持ち」「心」だと思います。ギフトというと、中元・歳暮といった儀礼的なイメージが強くありますが、ギフトは「人がひとを想う気持ち」そのものだと思います。人が生きていく中で大切な謙虚と感謝。これがギフトの本質だと考えています。ギフトはモノだけではありません。人が人を想う時間こそが最高のギフトです。ギフトを通して日本の心をつないでいきたいという想いが、ギフト研究所のビジョンと共鳴しました。



Q3.ギフト研究所に期待していること

ギフト研究所のコンセプトは、豊かな社会を目指すこと。その指標は、持続的な生活への満足感や充実度を指す価値観であり、一人ひとりの個性と強みに応じて多様です。 社会全体をwell-beingにし、自分が楽をするのではなく、新しい社会の豊かさを創りあげる。そして、既に定義やフレームが出来ている話ではなく、これから定義やフレームを創っていく話をしていきたい。テクノロジーやAIがいかに進展しても、人がひとを想う気持ちは不変です。人とひとをつなぐ、人とモノをつなぐ。私たちは「つなぐ」ことで社会課題を解決していきたいと考えています。道のりと時間を花束に代えるような心を大切にする社会を共に築いていきたいと願っています。



▶︎会社名
荒木淳一郎事務所
▶︎所在地
埼玉県さいたま市桜区田島2-3-26
▶︎役職
代表
▶︎研究員氏名
荒木淳一郎(アラキジュンイチロウ)


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