愛情ホルモン「オキシトシン」で癒す
先日、知人のヨガ教室に参加しました。
すっかりメンテナンスをサボっていたので、自分を労ること、意識を向けて、また開放することの心地よさを体験しました。
最近、癒しについて考えていたら、「これって全て、オキシトシンの作用じゃないか!」と、思ったので、オキシトシンについて、書いてみようと思います。
ペットロスとオキシトシン
私のペットロスセミナーでは、まず最初にオキシトシンの話をします。
なぜなら、私たち哺乳類は、オキシトシンというホルモンの作用により、他個体と強い結びつき=愛着を深めるからです。
そして、その愛着対象を失う事へ不安を感じ=分離不安、本当にお別れした時には、深い悲しみ=グリーフによる、さまざまな悲嘆反応=グリーフ反応が生じます。
この失った愛着対象が、一緒に暮らす動物(ペット)だった時に、ペットロスと言われる状態になるのです。
ペットロスは、当然、病気ではなく、強い絆で結ばれた相手を喪失することで、生じる、当たり前の反応です。
オキシトシンの効果
さて、そんなオキシトシンですが、愛情ホルモンや、幸せホルモンと呼ばれており、ストレス軽減、安心、信頼、免疫力、共感力、記憶力、肥満抑制、など研究が進むにつれて、様々な効果が実証されています。
触れること
先日、トライアングルケア講習に参加した際、ヒーリングタッチについて、学びました。
優しくマッサージする事で免疫力が高まり、痛みの緩和もできる。
触れる 🟰 オキシトシンの分泌を増やす 🟰 癒される
やはり、これが大事なんですね。
実は、うちのマンションは今、配管工事をしています。
日中、コンクリートを掘削する、凄まじい音がしているため、うちでお留守番している、チンチラのけだまは、かなりのストレスを感じているのだと思います。
そこで、オキシトシンの分泌を増やすために、けだまと、触れ合おうと考えました。
けだま(ペットのチンチラ)との触れ合い
しかし、けだまは、人の手で撫でたり、搔いたりするより、ブラッシングの方が好き。とくに、今回は、騒音に加え、急に湿度・気温が上がったせいか、自分でも体を描いている。ならば、思う存分ブラッシングしてやろうと、ブラシを始めると、本当に気持ちよさそうにリラックスモード。
時々、私の指も、毛繕いしてくれる。
そして、こちらの手が疲れてきても、なかなか終わらない…こっちも。あっちも。やってほしい箇所を私に向けてくる(笑)
そして、座っている私の足に、両手をついて、「お願いします」と、おねだりするような素振りをみせる…
思わぬ副産物のマインドフルネス
気持ちよさそうにリラックスする、けだまを見ていると、私も癒されるので、気づくと30分くらい、あっという間に過ぎている。ただただ、優しい時間…愛しさ以外は、無の状態。「今、ここに集中」マインドフルネスです(笑)
オキシトシンの増やし方
オキシトシンは、触れ合いにより分泌が促進されるので、できれば、家族や友人、恋人、ペットとスキンシップを図るのが良いですね。
それが、出来ない場合は、セルフケアとして、自分で自分を優しく触れるのも有効です。
更に、触れ合わなくても、分泌されるそうですよ。
見つめあう
優しくする
感謝の言葉を言う
おいしい食事をする
また、「感触」としては、
動物に触るかわりに、柔らかいもの(フワフワのもの)に触るのもよし。
心地よいと感じるかどうかが、ポイントです。
そんなこんなで、オキシトシンが増えたら、幸せだと思うのですが…
負の側面もお忘れなく
良い作用ばかり注目されているオキシトシンですが、愛情・絆が強くなりすぎることによって起こる副作用も報告されています。
ここでは取り扱いませんが、行き過ぎると「排他的になる」などの側面もあるので、負の側面も知っておくとよさそうです。
最後に
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最後まで、お読みくださり、ありがとうございました。
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