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犬は吠えるが、猫は寄り添う「俺 つしま」 第一話ネタバレ?

「飼い主に不測の事態が起こった場合、犬は吠えて助けを呼ぶが、猫は飼い主のそばから離れず一緒にいてくれる。」という、話を聞いた記憶がある。

確かに、むかし知人の父親が亡くなったときに、愛猫が倒れている父親の上に乗っていたそうだ。第一発見者であった、母親は慌てて愛猫をどかし、「そばにいないで、近所の人でも呼んでくれればよかったのに。犬だったら誰か呼びに行ってくれたかもしれないけど、猫ちゃんはだめなのね」と、言ったそうだ。

お父さまを一人にせず、愛猫が寄り添ってくれていたことについては、悪いとは思っていないようだが、それでも、そばにいた愛猫を少し責めたい気持ちになってしまったのだろう。猫を家族と思っているからこそ、人と同じように行動して欲しかったのかもしれない。

さらに、その愛猫は、お父さまが倒れてから、ずっとそばを離れず、棺の上にも乗っていたため、弔問された人たちの涙を誘ったそうだ。

猫あるある満載! つーさんが書籍に登場!

数ある猫漫画の中で、「とにかく猫の描写がリアル!」と絶賛される「俺、つしま」がついに書籍化!
何気ない猫のしぐさや細かな毛色の表現が抜群の画力で描かれる猫漫画の根底にあるのは、溢れんばかりの猫愛。読み進めていくうちに猫への愛情がふくらんでいきます。
主人公は、外でゴミを漁っていたところをおじいちゃん(実は女性)に保護されたキジトラの「つしま(つーさん)」。すでにおじいちゃんの家で暮らしていた先住猫の「ずん姐さん」やあとからやってきた「ちゃー」「おさむ」などとの暮らしぶりに猫あるあるが満載でニヤリとさせられます。
さらに、涙腺がゆるんだ読者が続出した「ただいてくれるだけでいいんだよ」のエピソードなど感動シーンも。
実話をベースに展開される猫愛あふれるストーリーは読む人の心を癒しまくります!

殆どのエピソードが、クスっと笑えて、ほのぼのするのだが、上記、紹介文にもあるように、私は、涙腺が緩むどころか、号泣し、涙が止まらなくなりました。

猫でも犬でも無い、我が家のけだま(小動物のチンチラ)は、飼い主が倒れた時、どんな反応を見せてくれるのだろう。寝てしまったときと同じく、「起きて」と甘噛みしたり、そばにいてくれるのだろうか。

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