外資系転職なら任せろ・2

前項では、注目すべきエージェントのお勧めと、エージェントをどう活用するかについて記載いたしました。
この項では、会社の中でどのようにプレゼンスを高めて行くか、憧れの部署や転職後の希望ポジションへ、スムーズにスライドさせていく為のマインドセットとビヘイビアについて検証します。
ご覧頂いている方には、釈迦に説法かもしれません。言語化する事により新しい気付きがあれば幸いです。

社内で顔を売る

外面(そとづら)が良いと言われても良いのです。他部署と連携して何か事を興す時や、あるいはHRに言われた書類を提出する時に、早くて的確なレスポンス、細やかなフォローを心がけます。
現時点であなたが[その他大勢]であっても、「あの人はすぐにレスしてくれるから助かる」「あの人に任せれば大丈夫」と1度でも言わせれば大成功です。(思わせるより、言わせるのが更に良いです)
提出物の集まりが悪いときや、物事の進みが遅い時など、自分に個別に相談してきてくれたりするようになるでしょう。
これは信頼と評判に繋がり、ひいては社内でのプレゼンスの向上の第一歩となります。

良きはみ出し者になろう

何だか啓発本っぽい書き出しになりますが、自分のロール以外にどんどん業務をはみ出させて、希望のロールに寄せて行く方法があります。

「◯◯なら、私も経験あるのでお手伝いしますよ」
周囲に迷惑がかからないと冷静な頭で判断出来る物であれば、少々のハッタリも良いでしょう。
事実私は、電話応対がメインのテレセールス部門の1レップでしたが、メーカーの看板を大きく出した展示会で登壇する所まで行きました。

会社のカルチャーによっては、はみ出す事が[卑しい行い]である、[邪魔である]、[わきまえない失礼な人]とされる所もあります。キャリア形成のポジティブなアクションの結果、煙たがられてしまっては仕方がありませんので、じっくりと見極める事が肝心です。

業界の知り合いを増やそう

業態にもよりますが、同業他社や競合他社と顔を合わせる機会があると思います。
業界の顔であるドクターやPhD、社長、ダイレクターについては、オフラインの機会に積極的に話しかけて顔と名前を覚えてもらいましょう。
話す際の道具となる数字や業界自体の方向性、新しいトピックについても調べておくと良いでしょう。また、プロ野球のファンであれば球団を覚えておくのも良いです。
もしかすると、将来的に個人事業主として業務委託で食べていく時の一助になるかもしれません。

数字がすぐ出るようにしておく

あなたがどのポジションでも、会社や部の持っている数字について直ぐに口をついて出るように、頭に叩き込んでおきましょう。会議の時、喫煙所での立ち話、ランチミーティングの時に、スラスラと他部署の目標としている数字などを語る事が出来れば、自分自身の事としてオーナーシップを持って取り組んでいる人であると印象つける事が出来ます。

幸運の女神は前髪しかない

よく目にすることわざですが、前髪が見えた時にハッシと捕まえる事が出来るようにしておきましょう。
上記の事柄が実践できていれば、他の人よりもあなたにチャンスが巡ってくる割合が多くなります。
数字に明るく、事業を自分事としており、オーナーシップがあって、周りへの気遣いが出来て、顔が広い。
いかがでしょうか?
サラリーマンとして素晴らしいビヘイビアを持った人です。

これらを意識して、明日からも頑張りすぎず、活躍しましょう。

外資系転職なら任せろ・3に続きます。

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