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EV購入計画 ~最終章前編~ ついにコムスがやってきた!

「これは1人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な一歩である」

これは、人類史上初めて月面に立ったニール・アームストロング船長の言葉です。それをコムスを買ってきた自分に置き換えるにはあまりにスケールが違いすぎるのはわかってはいるのですが、そのくらい興奮してしまったということで許してください。人類にとってとは言えませんが、自分の人生やこれからの能登島や七尾市にとって大きな一歩になり、それがどんどん広がっていくように期待を込めてこの言葉から最終章はスタートします。

ヤフオクでゲットからのつくばみらい市へ

EV購入計画でこれまでの活動を紹介してきたように、私は超小型電気自動車に強い関心を持ち、まずは自分が乗るところから始めようと計画していました。それと並行してこの分野の事業を起こして、超小型電気自動車で地域課題を解決するというミッションを具体的に進める準備もしています(これは新章から紹介していきます)。選択肢はいくつかあるものの実用性と価格とデザインのバランスに悩みながら日々を過ごしていました。そんなある日、ヤフオクにてなかなかのブツが出品されているではありませんか。

今まで何台かスルーしてきたんですが、今回はビビっときまして入札!敵もさるもので少々のデッドヒートの末に何とか落札することができました。落札価格は税と手数料込みで約35万円でした。走行距離は多めでしたが、マイナーチェンジ後のモデルであることやリコールでバッテリーが新しいことから考えるとよい買い物ができました。
ただ、、、出品地が茨城県つくばみらい市。配送をお願いしたところ約10万円ほどかかるとのことで、いやいや車両価格と釣り合わないということで配送依頼は却下。

こんなとき、持つべきものは友だち!ってことで積載車を持っている大蔵自動車の瀧川さんにお願いして直接取りに行くことに。ただね、遠いんですよ。

コメント 2020-08-28 041725

これは一人じゃ無理ということで、すでにコムスを所有している野々市市の五十川君を無理やり誘って一路つくばみらい市へ!深夜3時に出発!

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最初はこんな感じで余裕でしたが、着くころにはへとへとでした(笑)。ちなみに運転担当は私。五十川君は私が眠くならないようにお話したり歌ったりしてました。話も尽きない二人なので睡魔に負けることなく往復できた次第です。

引き取り場所のバイク王絶版車店にはかっこいいバイクが山ほど並んでいましたが、今回はそれには目もくれずコムスを積み込みします。

午前中にはコムスをゲットして、帰るには少し早いし、せっかくつくばに来たんだからJAXAに行こうと突然決まりました。しかし、JAXAがあるのはつくば市でここはつくばみらい市、、、違うの?

結局また車で走ること30分でなんとかJAXAに到着しましたが、なにせこちらはコムスを積んだ積載車なので、警備員のおじさんに訝しい顔されつつ、「見学?業者のひと?」という感じでした。さらに新型コロナで予約がないと見学できないといわれ、、、「石川県から来たのでお願いします」とお伝えしたら、何とかなるもんですね。見事に予約完了して見学してきました。

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展示はあんまり魅力的とはいえず、宇宙飛行士になりたいという子どもたちがもっとワクワクするものに工夫してほしいと正直思いましたが。私たち二人は「電気自動車積んでロケット見て、俺たちイーロン・マスクみたいだよな」とまあまあご満悦でした。多分睡眠不足ゆえのテンションのせい、、、
とにかくJAXAのロケットがちゃんと世界でそれなりのポジションを獲得できるようにご発展をお祈りします。

お土産を少々買い込んで、ご飯を食べて、仮眠して、、、何とか翌朝には七尾に帰ってきました。走行距離は1400km。事業が全部失敗してもトラック運転手として生き残ることができるんじゃないかと思った次第です。

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市役所での登録で驚きの結果に!

積載車をお返しして、事務所で仮眠したのちには市役所でナンバーを発行してもらいます。書類を整えて自賠責保険に加入。
ちなみにコムスはミニカー登録なので税金は年間3700円、車検はありません。自賠責保険も3年間で約1万円です。任意保険は自分の自動車のファミリーバイク特約で1万円から2万円ほどでしょうか。年間の必要経費はおそらく2万円ほどだと思います。超リーズナブル~

市役所の窓口で、原付のナンバーをお願いしますとお伝えすると。数名の職員の方々がざわざわし始めました。「これって原付のナンバーでいいんですかね?」とか言いながらネットでコムスのことを確認しています。こんなもん持ってきて原付ナンバーお願いする人はそういないでしょうから、仕方ないですね。で、しばらくしたのちに「大丈夫です。ナンバーはこちらです。」と発行してくれました。

そのナンバーがこれ。個人情報だから公開するのもどうかと思いますが、どうせ目立つ車だし隠してもしょうがないので、公開します!

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「七尾市 な・・77」
漢数字も入れれば7が三つ入ってる!
ひらがなで読んだら「ななおしななななな」(笑)

こんなナンバー発行してくれた市役所に感謝申し上げますとともに、自分の引きの強さにちょっと笑ってしまいました。職員の方とちょっと盛り上がってコムスに装着するために大蔵自動車へ。

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こんな感じで、無事に装着できました。公道走行が可能となったわけです。

コムスは本当に小さくて、塾の前の狭いスペースにもこんな感じで駐車できるし。外のコンセントから充電も可能です。

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すでに市内の移動はほぼコムスで賄っています。すれ違う小学生から羨望の眼差しを向けられたり、信号待ちで声をかけられたりしながら楽しいコムスライフのスタートとなりました。

そして新章へ

EV購入計画 最終章後編ではもう少しまじめにコムスのファーストインプレッションや今後の取り組みについて書きます。

そしてそのあとは新しい取り組みとして超小型電気自動車事業のための法人「株式会社DOKKA」の設立やビジネスプランの紹介をしていきたいと思います。

EV購入計画 最終章後編、そして新章Connected Island Notojima Project  DOKKA始動編をお楽しみに~

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