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【詩の翻訳】二月/イローナ・ボッデン

二月

若い柳の木々はまだ黒く葉を落としたままで、
黒っぽい地面は雨でぬかるんでいる。
沼の縁や川辺の道々では
去年の枯れ草がしなしなと弱々しく佇んでいる。

まだ緑はなく、絹のようにすべらかな
弓なりの幹が傍らでかしいでいる。
赤い日がゆらゆらと輝く雲のかかった空に
夕方が紫色の影を連れて現れる。

星の輝く夜には
凍てつく息吹が青い彼方で震えている——
音もなく青ざめた野原が広がっていくように。
雪はすべての道に吹きつける……

Ilona Bodden: „Februar“, Hrsg. von Ernst Meyer-Hermann[u.a.], Deutsche Gedichte für die Hauptschule, Frankfurt a. M.: Diesterweg,1966, S.13-14

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