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【詩の翻訳】冬になって/クリスティアン・モルゲンシュテルン

冬になって

湖には皮が張って、
ほとんどその上を人が歩けそう。
そこに大きな魚が泳いできて、
鼻をぶつけてしまう。

君は小石を手に取って
湖の上へ投げる、するとガチャン——
カツン——カツン——カツン——ツルル。
わあ、いい感じの小石だ!

小石は小鳥がさえずるみたいに鳴って、
小さなつばめが飛んでいるみたいに動く——
でも結局僕の小石は
ずっと遠く、ずっと遠く離れた湖の上に転がったままだ。

そのとき魚がたくさんやって来て
透きとおった氷の窓から見て、
この石は食べれるものかな、と考えている。
でもそんなに強く鼻を氷に押しつけたって、
氷がぶ厚すぎて、氷が歳をとりすぎて、
魚たちは鼻だけを自分で冷やしてしまう。
でもすぐに、でもすぐに
僕らははだしででも
外に出られるようになって、また石を取りに行くだろう。

Christian Morgenstern: „Wenn es Winter wird“, Hrsg. von Ernst Meyer-Hermann[u.a.], Deutsche Gedichte für die Hauptschule, Frankfurt a. M.: Diesterweg,1966, S.25

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