見た目で語る、食べて感じる ー「今日も、ゼリー日和。」村瀬さんに聞く、毎日がときめくゼリーとの出会い
ワーキングマザーから、ゼリーを作る暮らしに
—「今日も、ゼリー日和。」はどういった経緯で始められたんですか?
村瀬さん:
もともとは20年間近く会社員をしていたんですが、 下の子が小学校に上がったのを機に、生活のスタイルも変えたいなって思って。
せっかくなら好きなことしよう。好きなことは何かなって考えた時に、ゼリー作りだったんです。ずっと息子がゼリーが好きでよく作ってきたので、それならゼリーを作っていきたいなと思ったのがきっかけですね。
—お菓子作りは以前からされていたんですね!
村瀬さん:
趣味でよくやってたんですよ。 息子が生クリームが苦手でケーキとか食べられなかったんですけど、誕生日にケーキを食べたい!って言われたので、ゼリーケーキを作ったんです。
そうしたらすごい喜んでもらえて。「あ、じゃあ他にもこういう子が食べたら喜んでくれるかもなっていう思いでスタートしました。
—きっかけとしては、息子さんの影響が大きかったんですね
村瀬さん:
そうですね。あと、昔から私がゼリー大好きで。
小さい頃に『にんぎょのイチゴゼリー』っていう絵本を買ってもらって、 その思い出がずっとあったんですよ。大好きな絵本があって、息子もゼリーが大好きで。家族が好きなゼリーを作ったら、他の人にも喜んでもらえるかなって。
—お店として始めたのはいつ頃からなんでしょう?
村瀬さん:
2021年の12月にあるシェアキッチンで始めました。
—ちょうど2年前。この頃はまだコロナが落ち着いてない頃ですよね。
村瀬さん:
お店を始めるにあたって、まずは製菓理論を学び直したんですよ。
例えば、砂糖の種類や役割とかゼリーだと凝固の仕方を学んだり、粉物の種類を学んだり、製菓を理論的に学びました。その時の先生から、「1日1個新しいゼリーを作ってごらん。」って宿題を出されて。結局113個作ったんですよ、その毎日。
そうしたら、流れるように作れるようになって、材料を見るとすぐに食べたいゼリーをイメージできるようになりました。
素材本来の味を引き出すゼリーの作り方
—ゼリーを作る上で、こだわっていらっしゃるポイントはどこですか?
村瀬さん:
1番は固さにこだわっています。柔らかいものよりつるんとした固い方が好きなので。
あとは、色々な果樹園と連絡をとって、本当に美味しい果物を使っているところ。愛媛県の柑橘農家さんとか、 今度出るピンクレディーというリンゴは、青森県の農家さんのものにしたり。そんな果物本来の甘さを最大限引き出すために、ゼリー自体の甘みは極力抑えています。
—フルーツをちょっと別の食べ方で楽しみたい、なんて時にもぴったりですね。
村瀬さん:
ぜひぜひ食べてみて。
—この冬の時期におすすめのゼリーってありますか?
村瀬さん:
12月から旬が始まっているイチゴはすごく美味しいです!
あとは柑橘系だと「みかんパンナコッタ」は、愛媛県から取り寄せたみかんですし、2〜3月だとブラッドオレンジが出てきます。
逆にオールシーズン販売している定番商品として「旬の果物のゼリー」を出していて、その時期に美味しい果物4、5種類をミックスしたものはすごく人気です。例えば今の冬の季節だと、リンゴとみかん、いちご、マスカットなどを1つにしてみたり。
—ミックスする果物も、食べ合わせや色合いにこだわりを感じます。
村瀬さん:
あとはやっぱり自分が好きな素材を使うこと。好きなものでないと作ってて楽しくないですからね。
—-ゼリー作りで特に大切にされていることは何ですか?
村瀬さん:
見た目はすごく重要。一目見て「美味しそう!」と思える瞬間って楽しくないですか?私自身会社員生活が長かったので、例えば遅く帰ったりしてぐったり疲れた時でも、素敵なスイーツがあったらキュンとくるような、そういうものを作っていきたいなって思います。
ちょっとゆっくりしたい気分のときとか、日頃のご褒美にっていう時にそばにあるようなゼリーが理想です。
—-スイーツにはそんな力があると思います。特別な時間を演出してくれると言いますか。
村瀬さん:
ほんと、ときめきますよね。
一息つけるサードプレイスへ
—grow up commonsがあるたまプラーザにはどんな魅力がありますか?
村瀬さん:
すごく居やすい街です。 歩いてて楽しいし、子供連れだと近くにある公園に行けばいいし、ショッピングできる場所もたくさんあって楽しいです。
—遠出しなくても、近くにゆっくりと過ごせる場所がある。
—「今日も、ゼリー日和。」を通じて、地域に対して発信していきたいことはありますか?
村瀬さん:
昔はずっと会社員で、いわゆるカウンセリングのような仕事をしていました。人の話を聴くことや話すことが好きなので、お店に来て立ち話をして「なんだかスッキリした!」とか「楽しかった!」って帰っていく方がいると心にくるところがあって。
だから、何よりゼリーは好きだし、食べて頂きたいですが、まずはこの場所を気軽に誰でも立ち寄れるところにできたらいいなって思っています。
例えばママ友がママ友を呼んで、別の方とも仲良くなって。それで「また来るね」って言ってもらえたらすごく嬉しい。そういう場所としてどんどん広がったら良いですね。
—私も最近よくgrow up commonsに来ていますが、サードプレイスのような一息つける場所としてすごく心地良い印象があります。
—「今日も、ゼリー日和。」さんは、今後はどのような展開を予定していますか?
村瀬さん:
まだまだ1人でこじんまりとやっているので、まずはもっと多くの方に知っていただきたいです。
実店舗も夢としてはありますが、まずは今来てくださる方にとって特別な時間になって、また来ていただけるようにしていきたいです。
あと、ここ最近はgrow up commons以外にもシェアキッチンがどんどんできていってるじゃないですか。そういったところやマルシェなどは、やれる範囲でどんどん利用させて頂こうと思います。
—最後に、これからgrow up commonsへ来られる方へメッセージをいただきたいです!
村瀬さん:
ちょっと一息つきたい時に、見て元気になるような、食べてほっとできるようなゼリーを作っていますので、 ぜひ遊びに来てください。
「今日も、ゼリー日和。」Instagramはこちら
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grow up commonsアクセス
東急田園都市線「たまプラーザ駅」から徒歩5分!
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