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裁判をするとき弁護士に依頼をしないといけないの?【弁護士 解説】

質問者:
中野弁護士、ちょっと質問をさせてください。

中野:
はい。

質問者:
裁判をする時には必ず弁護士さんに依頼をしなければいけないのでしょうか?

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裁判は弁護士なしでできる!

中野:
これは民事裁判の場合ですが、基本的に民事裁判は本人でもできます。
弁護士はあくまでも代理人であり、代理人弁護士という言い方をされます。
ですので、基本的には本人でもできるというのが結論になります。

では次に、本人が裁判をした場合のメリット、デメリットについてご説明します。
まず、メリットはやはりお金がかからないということです。
裁判所に納める裁判費用はもちろんかかりますが、弁護士費用はかかりません。
弁護士費用は着手金だけでも少なくとも数十万円はかかってしまうので、自分でするのであればその費用はかかりません。

裁判の独特なルールに対応できるか?

デメリットは裁判には独特のルールやテクニックがあるため正直なところ本人では難しいということです。
本人の場合、書記官や裁判所もいろいろと教えてはくれます。
しかし、証拠や書面の出し方は聞けばわかると思いますが、書面の書き方などは難しいかもしれません。
つまり、「相手がどういうことを言ってきたのか」や、こちらが請求する場合では「相手にどの主張をどのような角度でどういった証拠を集めれば認められるのか」といった点についてはテクニックになります。
ただ、これについては当事者の公平を図らなければいけないため、裁判所はそこまでは教えてくれません。こういった点から本人で大丈夫なのかというところはあるかもしれません。
たとえば「お金を貸しており、契約書はあるが返してもらえない」といったケースであれば誰でもできると思います。
ですので、このように相手が悪いことが明らかな場合は本人が裁判をしてもよいかと思います。しかし、何か法律的な争いや事実に争いがある場合にはコスパの問題もあるかもしれませんが、弁護士に頼む方がよいでしょう。
もし頼まない場合でも少なくとも1度は弁護士に相談することが重要かと思います。

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