病気になったペット、向き合えない自分。


病気が発覚してから、今日で9日
幸い薬もよく効き、不慣れな投薬を時に失敗しながらも行い
何かあればすぐに動物病院に確認をとりながらの9日間

病気の事をネットや獣医さんとの話などで少ないながらも把握し、
どう向き合って、どう治療していくか、理解しつつも
病気と言う事実を受け入れる事ができないままでいます。

我が子・猫太夫が患った心筋症と言う病気は治らない病気です。
猫の心臓病の中でもポピュラーな病気でありながら
治療方法はなく、進行を遅らせる事しかできない病気です。
ステージC 肺水腫を発症し、現在闘病中の日々です

なんどか書きはしましたが、ステージCの場合、薬がよく効き
良い方向に向かっても、平均した予後は3ヶ月~1.5年
…怖くて主治医には聞けていませんが、そういう記事ばかりが
調べると目に入ってきます。
この病気を患ったペットとの付き合い方で一貫して書かれているのは
「残された時間を如何に大事に過ごすか?」です。

筆者は今まで、二十数年前に飼育放棄をされ我が家で飼っていた
シェットランドシープドックのリッキーを病気で亡くし
同じ頃、捨てられていた子猫を拾ってきたものの既に衰弱しており
看取る事になり、ハムスターをはじめとした小動物も含めると
数えきれないほどの別れを経験してきました。

猫太夫を拾った時も、何れ来る別れを考えないではないにしても
ちゃんと理解し、それがいつかとは考えないにしても、こうなる事を
覚悟をしていた筈でした。

ですが、現実は毎日が不安の連続で、
今は段々元気になっていてもある日急に
症状が重くなってしまうんじゃないか?
自分が寝ている間に死んでしまうのではないか?
あとどれくらい一緒にいられるのか?
毎日毎日が不安で怖くてしょうがなくて、

最後にまともに食事をとれたのは一週間前になります。

しっかりしなくてはならないお前がそうでは、
猫太夫に何かあった時どうするんだ」
「あなたのほうが先に病気になるよ」
「きっと猫太夫も元気になって大丈夫だから」

色々な言葉を家族や友人から言われ、心配も随分かけてしまい
いい歳した大人が情けない、そう思いますし、それはそうだ
と頭では理解しているのですが
心がどうしようもなく悲鳴を上げて、食欲や睡眠時間だったり
凡そ人の三大欲求の悉くがぱったり消え失せ、毎日をボーっと
無気力に過ごし、唐突に襲ってくる強い不安や、胃の痛みに
蹲って半ば気絶気味に睡眠をとり、毎日投薬のごとに12時間ほど
時間の余裕を貰っている、そんな日々です。

正直、いつ自分がちゃんと向き合えるのかわかりません
もしかしたら向き合えないまま、その日を迎えるのかも知れません
わからないまま今日も一日が始まります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?