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【開催報告】テーマトーク:お笑い(2023/6/28)

お笑い好きの方も、そうでない方もこんにちは!お笑いが好きな学生スタッフ、はーちゃんです。

今回は6/28に開催した、参加者の皆さんとお笑いについておしゃべりするイベント「テーマトーク:お笑い」の開催報告をお届けします。

企画背景

「昔はこのネタで笑えたのに、ジェンダーやセクシュアリティなどについて学んでからは全然笑えなくなってしまった」「お笑いが好きなのに、ブスいじりやデブいじりがしんどくてバラエティをなかなか見られない」といった経験をしたことがきっかけで、このイベントを構想し始めました。そしてこれはきっと私だけではないはずです。お笑いを楽しむうえで、モヤモヤしたり疑問に思ったり、そして中にはショックを受けてしまったりしたことがある人もいることでしょう。

そこで、GSセンターが提供する安心・安全な場で、お笑いについてモヤモヤすることや、これからのお笑いに期待していることについて、参加者の皆さんと話し合ってみたいと思い、このイベントを企画しました。

また、イベント企画をするうえで参考にしたのがこちらの書籍です(勝手に宣伝)。GSセンターにも置いてありますので、興味がある方は読みにいらしてください!

どんなことを話したか

本イベントでは、「①お笑いに関するモヤモヤを話そう」、「②これからのお笑いに期待することは?」という2つのディスカッショントピックを設定し、それぞれについて話し合いました。話されたことについて、かいつまんでご紹介していきますよ~~!

①お笑いに関するモヤモヤを話そう

芸人側と見る側の意識の違いがあるのではないか。世間的には多様性を認める流れになっているのに、お笑いでは未だにマイノリティをいじる風潮が残っている。社会の流れに対応する芸人さんがもっと増えて欲しい。

本当にその通りですよね。。マジョリティとしての特権を持っている人がマイノリティ属性を持つ人をいじって、そこに笑いが起こるというグロテスクな構造、まだまだ目にします。

コンプライアンスが厳しくなるにつれ、お笑いと対立しているように語られている。

これもよく分かります。「コンプライアンスのせいでお笑いがつまらなくなる、迷惑だ」といった声を耳にするたび、今までの「お笑い」によってしんどい思いをしてきた人たちのことを排除しないでほしい、と思います。

後は、「テレビと劇場とのネタやファン層の違い」、「お笑い芸人が活躍する上での構造上の問題」といった話もなされました。

②これからのお笑いに期待することは?

何かを貶めるようなネタでなくても、例えばキャラクターの面白さで笑わせることもできるのではないか。

賞レースの審査員が男性ばかりであることなど、まだまだ偏りはあるものの、女性芸人だけで構成された番組なども出てきている。

新しい世代が出てきて、まだまだ古い価値観が残っているお笑い界の常識をアップデートしていってほしい。

上記以外にも沢山の意見が出ました!参加者の方々おすすめの芸人さんやおすすめのネタも話題に上り、盛り上がりました~!

感想

イベントを通して、「お笑いと政治と社会って、切り離せないよね!」ということを改めて実感しました。参加者の皆さんと非常に熱量のある話し合いができて、私自身にとっても楽しく、学びのあるイベントとなりました。参加者の感想を一部ご紹介します。

・今日のイベントをきっかけにまたいろいろ考えたい。
・いまのお笑い界の状況や問題点を言語化する機会になった。

参加してくださった方の中には、具体的な問題意識を持っている方もおり、深いところまで話し合いができたようです。

これからも、テレビの前や客席であれこれ考えながらお笑いを楽しんでいきたいと思います!ありがとうございました!

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