雑記 2017/07/02

病院暮らしに飽きてしまったので久々にPSPを弄っているのだが、当時の自分は中々面白いことをしていたらしい。電源を入れて以前のように動かそうとしただけでもあの時のワクワク感を思い出したのだ。

昔流行ったCFWというものを知っているだろうか。PSPのフォームウェアを書き換えて好き勝手弄れるようにしようというものなのだが、それを利用して自分の都合のいい設定にしていたようだ。

何も自分で書き換えたわけではない。他人が作ったものを適用していただけなのだが、それでも中学の自分からしたら凄い自由度の高いワクワクできる格好のおもちゃだった。なんでもできる気がしたのだ。速いネットブラウザをしたり、ファイルブラウザも使えたし、2chもできた。
この時に2chは反アフィリエイトブログ活動がとても活発で転載禁止にするべきか否かの投票がされていた気がする。これはまた別の話。

話を戻そう。では自分は何にワクワクしていたのだろうか。自分の中で有力なのは「公式の限界を超えたカスタマイズ性」である。
どうやってフォームウェアが書き換えられたのか、このソフトはどうやって本体の限界を超える動きができるのか等の知識は当時も今もない。「こうすればこうなる」という知識だけでもできたのだ。それでも楽しかったのは「なんでもできそうだ」という明文化しにくい期待や希望の元できたからだと思う。限界を超える楽しみというのは中々味わえない。高いカスタマイズだけでない。「公式の限界を超える」という体験を気軽にできたのが良かったのではないかと思う。ちなみにこの後に自分はいじくるつーるや窓の手、レジストリエディタでジャンクパソコンの限界を超えようとさせていた。これから見ても「限界を突破させる」ことに魅力を感じていたのはわかる。

最近「何かを分解させたい」という欲が高まってきている。もしかしたらそれは以前のような「限界を突破させるワクワク感」を味わおうとしているのかもしれない。

#エッセイ

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