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加藤博一

横浜大洋ホエールズ・近藤貞雄監督による「スーパーカートリオ」の一角を占めた、加藤博一。

投打 右投両打
身長/体重 178cm/73kg
生年月日 1951年10月9日
経歴 多久工
ドラフト 1969年ドラフト外

日本野球機構

高木豊、屋鋪要、そして加藤博一。この3人の中で最年長で、スーパーカートリオと命名された時点で33歳。でも、西鉄では試合に出してもらえず、阪神でもレギュラーとして活躍できたのは1年だけだった加藤にとって、1985年がもっとも輝いたシーズンであったことは間違いない。

現役なのにオフシーズンはスポーツバラエティ番組でレポーターみたいなことをやったりして、プロ野球界の峰竜太みたいな存在だった(と、勝手に思っている)。

しかし、私の中で加藤がいちばんかっこよく見えたのは、現役最終年。須藤豊監督1年目で、代打の切り札が加藤と田代、抑えのエースに遠藤を配し、ベテランをうまく使ったシーズンだった。

試合終盤のここぞというところで「俺を使え」「そうだ、ここは俺の出番だ」と言わんばかりの表情で打席に向かう加藤。「加藤って、そんなに打つ選手だったけかな」とは思いつつも、代打・加藤がコールされるのを楽しみにしていた。


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