見出し画像

耳で旅する、旅系Podcastをご紹介します

コロナ以降、日常に溶け込むように、Podcastを聞くことが多くなった。早朝のランニング、仕事の合間、会社からの帰り道、心地よい湯船、やや眠たくなり始めた午後11時。ちょっとした時間に、誰かの言葉に耳を傾けている。

そもそもポストクロッシングに興味を持つきっかけはPodcastだった。Podcastでお薦めされている本を買ったり、スポットに出かけたり、僕自身に及ぼす、その影響は大きい。料理、雑学、ランニング、心理学など様々な世界を見せてくれるPodcastの中から、今回は旅(海外旅行)をテーマにした番組を幾つかご紹介します。


★超旅ラジオ

旅の話と、日常から旅を生み出す話をします。ホテル予約サイトの酷評レビュー対決、天下無類の奇書「トゥバ紀行」について、日本語に翻訳できない世界の罵倒語、Airbnbから損害賠償請求を受けた話、などなど。
毎週木曜12時更新。

「超旅ラジオ」Spotify 詳細情報より

本業の傍らライター業を営む、Satoruさんと岡田悠さんがパーソナリティーを務める「超旅ラジオ」。ド直球な旅情報ではなく、視座、視点をズラした海外旅上級者&ライターならではの一癖も二癖もある企画が面白い。目的ではなくその過程にこそ意味がある、と感じます。

すでに139回を数え、100回以下の細かい番組内容は忘却の彼方ではあるが、タイトル見るだけでもそのユニークさが伺える。「標高の高い国の人を集めて頂上会談を開きたい」「翻訳できない世界の罵倒語」「ラジオのこれまでを振り返って音頭にしよう」「利根川で牛の群れを探せ!」「僕らのAIクローン音声が完成しました」などなど

スタート時は「旅のラジオbyデイリーポータルZ」だったが、2024年1月デイリーポータルZ独立に伴い番組も独立し、「超旅ラジオ」と相成った。

写真は、12月から始まった有料コミュニティ「ロスト・バゲージ・クラブ」の企画「世界の言葉で年賀状を送る」で届いた年賀状です。

satoru 岡田悠 超旅ラジオ 年賀状
世界中の言語の中から、オランダ語が届いた

お薦め回「世界の最低を決めろ!酷評レビュー選手権」

レビューの面白がり方が超旅ラジオっぽい。

★秘境に行きたい2人のポッドキャスト

秘境にはなんとも不思議で、過酷で、迫力ある、惹かれずにはいられない自然界のアレコレがたくさん!
yanakijiは、大好きな秘境冒険を続けるために新たなワークスタイルを模索し活動しています。
旅中は毎日収録し、冒険で出会う絶景・動物・人・文化・食などの“心躍るワクワク“をお届けいたします。2022年にはアフリカへ行き、2023年初頭は極寒の地へ行き、夏には南米へ50日間冒険してました。

「秘境に行きたい2人のポッドキャスト」Spotify 詳細情報より

やなぎーときじー、男女コンビによる、世界の秘境から発信するPodcast番組。僕が聴きだしたのは昨年の南アメリカ大陸編からだが、この二年の間に、アフリカ大陸、カナダ、南アメリカ大陸と旅と仕事を両立しながら、世界の何処で番組を発信し続けている。

最大の特徴は臨場感。旅をしながら番組を収録しているので、その日にあった出来事が新鮮な情報として生々しく聴くことが出来る。あたかも、自分自身も一緒にマチュピチュやレインボーマウンテンに行った気になれる。写真が趣味のお二人で、Instagramやブログで写真を見ることが出来、目で耳で追体験できることが素晴らしい。

いまは秘境旅の最中ではないが、旅で得た知見のフィードバックや、ゲスト回、料理ビデオPodcast、公開収録など精力的に更新されている。プロのようなお話ぶりではないからこその、友達と一緒に旅している感覚になれる臨場感が素敵です。

お薦め回「ep.1なぜそんなにアフリカに興味があるのか?」

こんな軽いノリで行って良いのかと、目からウロコ。すべてはここから。

★上出遼平 NY御馳走帖

ドキュメンタリー番組『ハイパーハードボイルドグルメリポート』をはじめ、数々の話題作を世に出している上出遼平が、2023年9月に東京からNew Yorkへ居を移した。『上出遼平 NY御馳走帖(ニューヨークごちそうちょう)』は、慣れない土地で忙しい日々を送る上出が、一息ついて“飯を食う”瞬間を録音した番組。街ですれ違う人々の声、騒々しい車のクラクション・・・New Yorkの街の音を感じながら、上出はNew Yorkで何をしているのか、日々何を考えているのか、一人語るドキュメンタリー。

「NY御馳走帖」Spotify 詳細情報より

元テレビ東京プロデューサー・上出遼平さんが米・ニューヨーク移住後に始めたPodcast「上出遼平 NY御馳走帖」。伝説的グルメ番組「ハイパーハードボイルドグルメリポート」の頃から、上出遼平さんの作品はチェックし、「ハイパーハードボイルドグルメリポートno vision」「NY御馳走帖」と聞き続けている。

番組自体は旅番組ではないが、ニューヨークや香港でご飯を食べに向かう道すがら一人語る、現地の空気感や取り巻く情勢や社会問題、課題などがとても興味深い。ジャーナリストらしい視点を持ち、表現力も巧みなので、街の情景を説明すること一つとっても一味違う臨場感が感じられる。映画やドキュメンタリーで見るニューヨークや香港の景色が色付けされていく。

クリスマスには、奥様である大橋未歩さんも登場。とてもキュートな女性で大ファンなので、近況が聞けて嬉しかったり。

お薦め回「香港の排骨麺」

リアルな今の香港が、語りを通して生々しく迫ってくる。

★でこぽんFM

自分から面白い話はできないが、いい感じの空気にするのは得意なふたりが、お互いに気になっていることをダベるPodcast。時々共感できて、タメになる話をするつもり。
🎙話しているひと
あいちゃん、のんちゃん
新卒で入社した会社の同期。お互いに転職を経て、いまはまた同じITベンチャーで働いている。昭和58・59年世代。

「でこぽんFM」Spotify 詳細情報より

酒と料理を愛するあいちゃんとのんちゃんのお二人による、ゆるふわPodcast番組。海外旅に関連したお話はかなり少ないけれど、元バックパッカーのお二人なので、まれにバックパッカー話が登場。先週の第97回では、バックパッカーの心得えや思い出を語っています。

昨年この番組を知り、短期間に全エピソードを聞くほどはまったので、ただ「でこぽんFM」を紹介したいがために、強引に入れた説あります。

spotify コテンラジオ 本屋プラグラジオ 旅のラジオ 超旅ラジオ ゆる言語学ラジオ でこぽんFM トップポッドキャスト
個人的年間トップボッドキャストのベスト5に入りました。

天然のあいちゃんと突っ込みの厳しいのんちゃんが醸し出す雰囲気が心地よく、リラックスしたい時に最適です。海外旅の最中に箸休め的に聴くのも良いのでは?

お薦め回「第97回学生時代のバックパッカーは良いことづくし」

元バックパッカーのお二人が質問にお答えしてます。

以上4番組をご紹介しました。

個人的には、海外に一度しか行ったことがなく、海外旅はハードル高く感じられてしまうけど、それでも行けるなら行きたいと感じてしまう番組たちです。それぞれで喋っている皆さんが個性的で、多種多様な価値観が紹介されています。ご興味持つ番組があれば、是非一度チェックしてみてください!


この記事が参加している募集

わたしとポッドキャスト