「これからギターを始めてみるぞ！」と意気込みギターを購入。
ギターが届いたその日、 さて、まずはどんなことをしたらいいのでしょう?

教本などを使って練習を始めるよりも更に前の段階である「始めた初日」、全くなにもわからない状態でまず何をしたらいいのか解説していこうと思います。
思い切ってギターを買ってみたけれども、始めにどんなことをしたらいいのかわからず、なかなかスタートがきれない方もよかったら読んでみてください。

まずは下準備として2つのことをしてください。

①左手 (弦を押さえる方の手)の爪を切る

まずは弦を押さえる方の手の爪を切りましょう。 爪が長いと上手く弦を押さえることができません。 女性でネイルを綺麗にしている人も、 ギターをやる時は長い爪は諦めてください。

②チューニングをする

ギターはそれぞれの弦をチューニングして正しい音に合わせないと一歩も進みません。 どの音に合わせたらいいかは、太い方から順に 「EADGBE」となりますが、音楽知識の全くない人にはアルファベットが何を意味するかわかりません。 なので最初はYouTube動画などで、 正しい弦の音を聴き、それに合わせるようにした方がいいでしょう。
今はスマホ用のアプリでチューニングできるものもあります。 ギター専用のチューナーだとそれぞれどの音に合わせていいかをアプリが教えてくれるものもありますから、そういうものを使うといいでしょう。
ただ弦を巻く時はゆっくり巻いてください。 規定値を過ぎて巻きすぎると、弦を切ってしまうので注意しましょう。
僕も人生最初のチューニングは1弦を切りました。（しかも２回も　笑）

最初に覚える一番簡単に押さえられるコード

爪を切ってチューニングが終わったら、まずはEm (イーマイナー) から弾いてみてください。上の方(低い方) から2番目の弦と3番目の弦を押さえます。場所はギターの頭の方から2番目のお部屋 (2フレット目)のところです。

弦は6本全て弾きます。たまに「指で押さえてる弦だけ弾くの?」と考える人もいますが、 6本全て弾くのが正しいです。 弦を上から下までじゃらーーんと弾く。
そうすると6個の音が同時に出ることになりますよね。 これが「コード」です。 日本語でいうと 「和音」 ですね。 単音は1個1個弾く、 和音は複数の音を同時に出す、という意味です。
Emを弾くと、ちょっと悲しいような雰囲気の音がすると思います。「マイナー」と名がつくコードはどれも悲しい音がします。


今度はAm(エーマイナー)を弾いてみましょう。 これも悲しい音です。
ちょっと悲しい音が続いて申し訳ないですが、これらが一番簡単に押さえられるコードなので我慢してください。

一番簡単、といってもAmあたりだとちょっと苦戦するかもしれません。
でも誰でも最初から100点の音は出せないので、なんとなくEmとAmの音の違いが出ていればそれでいいです。

慣れてきたら今度はそれぞれのコードを4回ずつ、 ジャンジャンジャンジャンと弾いてください。Em~Em~Em~Em~Am~ Am ~ Am ~ Am~という感じ。 これを繰り返し弾いてみましょう。

ギターが届いて初日でここまで来れれば十分です。
指が痛くなったら練習をやめましょう。でも例えば午前中に練習して指が痛くなったらやめても、午後になったらちょっと痛いのから復活してるかもしれません。 そしたらまたEmとAmを弾いてみましょう。
痛くなったらやめる 指先が復活したら練習再開のくり返してみましょう。
Emが弾けるだけでもあなたは立派なギターリストの一員です。

次回のステップではギターを始めてまだ間もない方が、絶対に挫折せずに上達できる練習方法とそのコツについて紹介したいと思いますのでよかったらチェックしてみてください。