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仮に「おどるポンポコリン」の踊りをやめさせる職に就いたとして

どうしますかって話なんすよ。
いや〜なんか朝からずっと考えててね、おどるポンポコリンのことを。
ああ、明けましておめでとうございます。
本年もね、こう…読んでも読まなくても人生に支障の無いnoteを書いていく所存なんでよろしくお願いします。

そうそう、朝起きて会社に行く支度しながら、
「なんでもかんでも皆が踊りを踊っている中で、その踊りをやめさせなければならない立場だったらどうしよう」と思ってたんすよ。

皆もう聞いてないすよ。なんでもかんでもですからね、
自分もちょっと踊りそうな感じを必死に抑えながら声かけるわけですわ。
「やめてくださーーーい!!みなさん!!!おおーーーい!!!踊るのやめてくださーーーーい!!!!!」つって


「ダンスをする男性5」という名前のフリー画像

やはり誰も聞いてない、まあ聞いててもやめないでしょう。
それで途方に暮れてたらですよ、彼奴(きゃつ)が出てくるわけです。

インチキおじさん。

「両手を広げて驚く日本人男性」のフリー画像。インチキおじさんぽい。

どうすんだと。なんでもかんでもが踊るルール無用の会場で一体何がどうなったらインチキなんだ?と。思うじゃないすか。
インチキおじさんといえど渾然一体の場で個を主張出来るもんですか?つって。
ちょっとこっちも斜に構えて見てるわけですわ。インチキおじさんがなんぼのもんじゃいつって。

そしたらもう目を見張るよな。
もう踊りとか全然関係ない。お鍋の中から無関係にインチキおじさんが登場してくる。

頭抱えますよね、その圧倒的インチキ。格上の存在すぎるだろ。
せめて踊りで個を主張せい!となるでしょ。
みんながワルツ踊ってる中一人だけサンバとかで来るのかなって思ってたらもう、鍋かいつって。踊らんのかいお前はつって。
ああ固定観念とか無いからインチキおじさんて呼ばれてんだなって妙に納得したりしてさ。

踊りやめてくださーーーい!!!って必死に声かけてる中完全に関係ないインチキおじさんがさ、鍋の中からボワっと出てきた。どうすんだ、と。無秩序状態すぎるぞ、と。

もうこっちも皆踊るわオッサンは鍋から出てくるわで茫然自失と立ち尽くしてるわけですが…まあやっぱね、人間一旦冷静になる必要が出てくるんですよね。

完全な無秩序状態の中では確固たるものを見つけないと。正気を保てなくなりますからね。そう、たとえば常識とか思い出そうってなるわけです。


エジソン…エライ…エジソン…エライ…!!!!

ヨシッ!!!!

粗ぇよ!!!!エジソンの解像度が粗すぎるよ!!!!

まあ眼前で全員が踊っててオッサンが鍋からいちいちボワボワ出てくる状況だったらこの解像度がギリかもしれませんね。
なんかエジソンって電気のアレの偉い人だった気する…それが常識の世界だった気する…!及第点ですよ、よく頑張った。

それでようやく一呼吸ついたところでね、

タッタタラリラ

サビです。無秩序なダンスがサビで大盛り上がりを迎えてしまうわけです。

やめてくださーーーい!!


ピーヒャラピーヒャラパッパパラパ

ピーヒャラピーヒャラパッパパラパ

ピーヒャラピーヒャラ おへそがチラり


聞けよ!!!!!!!

調子乗りすぎだろ!!!!へそを出すな仕舞えアホ!!!!
もうなんか開放的になっちゃってんじゃん完全に。夏休み明けたら雰囲気変わってる女子じゃん!!!

挙句の果て踊り疲れて腹減ったよつって終わりますからね、
なんだこの歌。誰もまともなやつがいない。


インチキおじさんってルールが無いところで存在出来ないと思うんすよね。家が無かったら家出出来ない、法が無かったら犯せないのと一緒でね。

だから周囲全員が踊っている無法地帯でも
こっちが「エジソンが偉い人だ」ということを忘れない限りずっと鍋から湧いてくると思うんすよ。

となると、社会に属する人は誰しもインチキおじさんが鍋から出てくる可能性と共に生きてんだな、そう思いながら一介のポンポコリンは今日もまた家を出ました。

何の話だよ。

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