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街で人に話しかけられまくる人の話。7人目

知らない人に道を尋ねられた時、
皆さんならどう対応しますか?

大半ならね、道を知ってたら教えてあげるし、
わからなければ案内出来ない旨を伝えるとかね、
それがまあ~おそらく普通なんじゃないかと思います。

じゃあ知らない人に話しかけられてね?
仕事を聞かれたら?

住んでる場所を聞かれたら?
連絡先を聞かれたら?

どう対応しますか?

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いつかの休日にね?また街を歩いてたわけですよ。

街に貼られたね?映画のポスターなんか見ちゃって。

ホォ~ンたまには映画でも行ってみむとすかな~~?あなやあなや~

なんてね。
シャレた気分なわけですよ。
そりゃあもう浮かれ散らかってるから休日は。
絶対地面から2,3mmはホバリングしてるから、気持ち的に。
口調も心なしか雅な感じですわ。

そしたらね


「すみませ~~ん」


ああ来たか、と。
確かにね?新しいマップに行った時って
とりあえずその辺のモブに話しかけるよね。
情報収集で。


ハイハイわかるわかる
自分もそういうプレイスタイルですよ、と。


でもね?人生は違うの、RPGでは無いの。
それぞれね?ちゃんとログインしてますからねって。

別にこのポスターの前に固定されてるタイプの
悲しき道化<マリオネット>とかでは無いよ
って。

現実からログアウトして考えながらもね
返事するわけですわな。いつもどおり。

「〇〇って場所で待ち合わせしてるんですけど、道がわからなくて・・・」

いや
待ち合わせ場所は
事前に~~~~~~~~!!!
事前にあの~~あれじゃん・・・色々やりようが、あの~~~!!


あの~~~クソ~~~~!!!!


つってね、会う気あんのかと、
何で君らは自分が行けないところで待ち合わせしてんだ?と
思いながらもね

その手に握ったスマートなデバイスで調べたらどうすかと、
何のために持ってんだと、
手首の運動用か?と、
スナップを鋭くして最終的にどうするんだ?と、

言おうかなと思ったけども。

まあ仕方ねえから道を教えるか、
と考えだして気付くわけですよ。


〇〇への案内、めちゃくちゃ難易度高い。


ということに。

RPGで例えるとそうっすね~~う~ん。
初めて行った街に誰も居なくて、んでね?
次に進む場所がわからないけど
実は街の家の中の1つの暖炉の奥がスイッチになってて
その前で上上下下左右左右BAを押すと
北の洞窟の封印が解けるみたいな。
ソニーから出てるゲームなのにコナミコマンドで道開くみたいな。


まあそんくらいコアなところを聞かれたわけですね。

ほんとに何でそんなとこで待ち合わせしてんだ?


相手も着けないんじゃないのか?


そんなことを考えてたら出ちゃうわけですよ。
口がガバガバだから。声に。

「え~~〇〇??え~~~。
あの~~難易度高いな~~~」


「えっ」

「う~~んあともうなんか夜で語彙が無いから
あの~~アレ、え~~~言葉で説明出来ないわ~~」


「えっ」

「こっちね!!もう完全にこっちの
アレあの~~バーーーッって行くからなあこれ!!!
大体こっちだからねそういうのはね~~!!」


 

いやもう脊髄で喋ってんのか???



というような感じでね、案内するわけですよ。
そしたら聞かれるわけ

「仕事なにやってるんですか?」

「いや急~~にプライベートすぎるけど何でっすかね」

「芸人?」



いや芸人じゃねえよ!!!!!!!
芸人も多分急に芸を披露しねえよ!!!
真のエンターテイナーか!?!?



「いや芸人じゃないけど
君みたいに話しかけてくる人間が多すぎて
もう全体的に適当になってるよね。」


「ああ~~(笑)」

ああ~~~~!!?!!??


「えっそんな話しかけやすそうな感じすかね。」


「うん、話しかけやすい~~^^」


ンンンンン~~~~!!!^^^^^^


まあ仕方ない、と!!!!
だって話しかけやすいツラで歩いてんだから
仕方ねえよ!!!!とね。


生まれてこの方話しかけやすフェイスだよこちとらァ~~!!
なんか心情が謎のハイになりながらもね。


「何処住んでるんですか??」


会って5分で踏み込みすぎじゃない?
飛天御剣流奥義の天翔龍閃の左足ぐらい踏み込んできてるけど。


「グイグイ聞くなあ、◆◆に住んでるよ。」 


「へえ~~~」


いや反応薄っ◆◆知らんのかい!!!
話広がらないのに個人情報だけじゃじゃ漏らしだよなあ!!!


そんなこんなでね、着くわけですよ。
もうあとこれガーーーッて行ったら〇〇ですよみたいなとこまで。


「まあここまで来たらあとはもう大体なんとかなるから。頑張って。」


「ありがとうございました!!!!!」


「はいは~いどうも~」

やっと帰れるとね、思った矢先ですよ。

「待って!!!」


いや自分待たせるよりもね、
既に待たせてる相手を優先してもらえねえかな?

「何すか」

「連絡先教えて下さい!!!!」

エンダーーーーーーーーーァイヤァアアアーーー!!!
ウォオオオオッオッオッヘウ~~~~ン!!!!
(タイタニックの有名な奴)



「面白いからまた会いたい!!!!!」



もうちょっとまともな理由ねえのか!!?!!?!?



そういうわけで知らない人と出会った話。
こんなもんぜってえ宗教勧誘だよ。と思いながらも

頼むぜ、出来るだけ怪しい物に勧誘してくれ!!

と期待に胸を膨らませる春。2019。

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