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大海老天うどん様に謝罪します。

いや〜こうね、夜。昨日。

用事終わって家に帰ろかい〜!
なんつってね。ゴキゲンですよ。

んで急に食べたくなる訳ですね。

海老天うどん(冷)が。

気持ちが完全にもうね、
帰路途中から海老天を包むサクサクの衣なわけです。
ちょっと味の濃いつゆに溶けたあの油の甘みなんか想像したりしてね。
甘みの後に来る絞ったすだちの酸っぱさ
これが味のファンタジスタじゃ!!!!!!!!
つってね。

コシのある、冷やこいうどんをね、
こう、吸引力の変わらないただ一つの掃除機ぐらいの勢いでね、今日は啜ってやるぞ、と。

啜り散らかしてやるぞ、と。
掃除はダイソンで頼む、と。

考えてお腹が空くわけですね。

しかもちょっと蒸し暑い日だったんでね、
これ以降しばらくは、最高のシチュエーションでの海老天うどんを食えんぞ、と。

一発ぶちかましてやるしかねえ、と。

カランカラン

「ラッシャーセー」


で、家の近所のうどん屋ですよ。

気持ち的には

「ラッシャーセー」に

「エイヤーサーサー!!!!」

つって返事したいくらいですよ。
完全なるうどんハイ。海老の瞳に恋してるつって。
そんな感じでね。

まあそんな事急に大声で言ったら
最悪うどんが提供されない可能性があるんでね、
グッとね、こう、こらえさせていただきましたわな、ええ。

「1名様でしょうか?」

に対してもう

「なんめりかし!!!!」
※「〜のようであるようだ」を意味する古語

って言いそうでしたからね。

アレッ?もしかして影分身の術、出てました?
つってね。
あまりにも海老天うどんを楽しみにし過ぎた結果、
アレッ?
2.3人増えちゃってました???

みたいな。

まあバッチリ1人ですけどね。


でも気持ちは浮かれ散らかってますよ。
こりゃ片付けらんねえぞと、
コンマリさんこの感情をどう片付ける!?みたいなね、はいはい、ハイが過ぎますよって。

「ご注文お決まりの頃「アッ」」

「あ、お伺いしましょうか?」

「大海老天うどんで…。」

「無料で大盛りにできますがいかがされますか?」

「あっ大丈夫です、すみません…。」

海老天はデカく、店員さんへの態度は小さく。

それが海老天ソルジャーの生き様よ、つってね。

頼んじまえばこっちのモンですよ。
今からもう待ち遠しいわけですね。

ズルズルの上位互換的な擬音、

ゾルゾルで啜ってやるぞと。


ゾルゾルゾルゾル!!!!つってね。

んでワハハハハ!!!!っすよ。


「お待たせしました〜」


キターーーーーーーーーーーー!!!!



「大海老天うどんでこざいます。」

コトッ

「…??????」

で、気付くわけですね。

熱いやつかーーーーーーーーい!!!!


くっ心ではこんなに冷たいうどんを食いたいと思ってるのに、
しかし本能では熱かろうがうどんを欲してしまう…。

クッ、悔しい、こんなうっ、ううっズルズル…ううっ

天ぷらも盛り合わせ風で別々に置いてくれてるし海老天を…


オッ、と…塩がない。塩…机に…?机に、あっ無い。
つゆで食えタイプか、まあそれもオツだねって…

サクッ…


うま、美味いけど違うんだよなあ…
クッううっうっ…


ふぅ…ご馳走様でした…
なんかすみませんでした、1人ではしゃいで。

なんていうかさ、あの頃は若かったのかな?そう、30分くらい前かな。外歩いてる時ね。

君のことさ、勝手に冷たいうどんだと思い込んでしまっていて、
いや、なんかさ…。本当なんか、
勝手に期待してさ…んで、違うからつって勝手に裏切られた気になっちゃってさ…

嫌…だったよね…?大海老天うどんも…。

本当この度は…申し訳…ありませんでした…。


アレッ頭下げたら見えたけど…死角になってた位置に天ぷら用の塩…置いてあったね…


置いて…

天ぷらもちゃんと食えてなかった…


畜生!!!!!!!!


「アッすみません!!!!この海老天ぶっかけうどんも下さい!!!!並で結構です!!!!」

大で食ったら耳から出るからね!!!!
つってね!届いた瞬間にもうゾルゾルゾルゾルゾルゾルゾルゾル!!!!


ゾルゾルゾルゾルゾルゾルゾルゾル!!!!


ワハハハハハ!!!!!!!!!!!!

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