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土器、土偶、縄文遺物探訪記

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あんな土器や、こんな土偶に、獣面把手から細石刃まで、ユニークな造形の縄文の遺物を全国津々浦々訪ねて回る探訪記。
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記事一覧

「北斗市縄文展2021」はやたらと詳しくてわかりやすい説明で、道南の土器の歴史がまる…

北斗市の郷土資料館で開催されている「北斗市縄文展2021」に行ってきました。 イラストによる…

土
2年前
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1日だけの漆器公開、日帰り強行福島旅でたくさん木製品を見てきました。

模様のついた木胎漆器が福島で見つかったというニュースを目にし、その展示会が1日限りで行わ…

土
4年前
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縄文時代の遺物を展示している博物館や資料館の情報をまとめたい

一昨年くらいから、縄文時代の遺物を展示している博物館やら郷土資料館に足繁く通い、その中で…

土
4年前
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青森県立郷土館で縄文の謎に出会う。

青森で青森県立郷土館で開催中の企画展「縄文遺跡群と県立郷土館ー発掘調査の軌跡ー」の後編で…

土
4年前
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縄文の謎が深まる展示物。青森県立郷土館の発掘の軌跡から見えるのは、縄文人の暮らし…

青森で青森県立郷土館で開催中の企画展「縄文遺跡群と県立郷土館ー発掘調査の軌跡ー」を見てき…

土
4年前
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秋田県埋文はいいところだけど、本気を出せばもっとやれるはず。世界遺産登録に向けて…

今年何回目かの秋田出張があり、初めての県南地域だったので、これ幸いと秋田県埋蔵文化財セン…

土
4年前
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解説はともかくけっこういいものがあった「柳瀬川縄文ロマン展」

展示はさておき解説が訳がわからないと一部の縄文好きの間で話題になっていた清瀬市郷土博物館の「柳瀬川縄文ロマン展」に行ってきました(企画展はもう終了しています)。 確かに解説は訳がわからないというか、かなりぶっ飛んだもので、それをところどころ読みながら「縄文とは…」と考えさせられました。それについては別の所に書きました。 が、こっちのノートは純粋に縄文土器や土偶を愛でて味わうというスタンスでやっているので、展示されていた土器たちと私なりの味わい方を紹介していきたいと思います

「東御市の土偶展」に行ったらたくさんの素晴らしい縄文土器に出会えた

長野県東御市の文書館(北御牧庁舎内)で「東御市の土偶展」をやっているということで行ってみ…

土
4年前
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年末の閉館までに絶対に行ったほうがいい!縄文芸術館は逸品の宝庫

全国津々浦々、縄文時代の遺物を見て回っているわけですが、それは基本的に考古学の資料として…

土
4年前
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焼町土器の真髄がここに-浅間縄文ミュージアム

浅間縄文ミュージアムは、軽井沢からしなの鉄道で3駅の御代田駅から歩いていけるアクセスの良…

土
4年前
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水煙文土器の把手

土
5年前
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多摩センターの土偶

土
5年前
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国宝の中空土偶を見て縄文の最大の魅力は“自由”だと気づく

縄文について書く2回目にして、1つの土偶に1回分を費やしてみたいと思います。その土偶は、…

土
5年前
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イカ形土製品を見て縄文にハマる

イカ形土製品、本当の名前は「鐸(たく)形土製品」、北海道の森町で出土したイカ飯にそっくりの縄文時代の土製品(森町鷲の木4遺跡出土、縄文後期前半)。 函館にはほぼ毎年行っていて、函館市というか南茅部には国宝の中空土偶があるということも知っていましたが、市内から遠くて二の足を踏んでいました。 しかし、縄文熱が盛り上がっていよいよ行こうということになり、ついでに森町にも世界遺産候補の遺跡があるようだから行ってみようということになったのです。 向かったのは森町の「遺跡発掘調査事