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痙攣発作を止める薬の検討の日々(投稿4回目)

皆様お久ぶりです。
約1ヶ月ぶりの投稿となります。
お休みしていたのですが、その間に100以上ビューと20以上のスキを
頂きまして大変嬉しい限りです。
 息子のてんかんとの向き合ってきた日々を記事に出来る事を改めて嬉しく感じております。
父親目線で描く家庭環境の記事は、なかなか珍しいのではないのでしょうか?正直今でも家庭環境があまりよろしくないのは事実ですが、リアルでありそれだけ妻には負担が掛かっていた証拠だと思います。
私の言い分もありはしますが、息子と向き合った時間が長いのは妻です。
それは紛れもない事実ですので、妻には感謝しかありません。
この記事は、あくまでも私目線でに記事となっておりますので、そこの所はご了承頂ければと思います。
それでは、痙攣発作を止める薬の検討の日々についてお話ししますね。
てんかんと病名が決まり絶望の中、てんかんどう向き合ったらいいのか苦悩の日々を送っていました。
私は、過去てんかん患者の発作を目の当たりにした事があります。
大学生の時バイトの休憩室で起こりました。
突然、「バタン!」と音がしました。
何事かと思いましたらある男性が痙攣していました。
周りも騒然となりその痙攣の対処をしようと、口の中にタオルを詰め込んでいました。私はその時その男性が死ぬのではないかと恐怖を覚えた事を覚えています。痙攣が治まり男性も意識が戻ったので何となく痙攣の対処法は、舌を噛まない様にタオルを詰め込むんだなと勝手にその時は思ったことを思い出しました。
しかし、S君がけいれんになり詳しく知らべてみると、その対処方は絶対に行ってはならないものでした。ゾッ!としました。無知って恐ろしいなと。
基本的には、刺激は与えずそっとして、痙攣の時間と動画を撮影しておくことが重要です。発作の状況で全身発作か部分発作かあとで先生が見て薬選定の参考にするからです。
抗てんかん薬の種類は、
・当時10数種しかなく1度検討した薬はもう検討は出来ない
・効いているかは慎重な判断が必要
・相性の良い薬はある
・てんかん発作が起こる度に脳に障害が起こる可能性も高くなる
上記の話を効いて薬の検討が始まりました。
他にもてんかんは調べてみると
・100人に1人と意外と割合が高い病気である事
・薬で症状を抑える事ができる事
・小児てんかんであれば完治する事もある事
・電気刺激で発作を止めるもできる事
てんかんという病気を知っていく内に、不安が少なくなっていった事も事実でした。しかしその薬を検討の最中、
また、「痙攣」が起こってしまったのです。
なぜだ?薬が効いていないのか?と思いました。
先生に相談した所、薬の血中濃度が低く効いているかどうか分からないので、まずは薬を飲ましてください。と言われました。
こちらとしては飲ましているつもりでしたが飲み残しがあったのです。
そして最終的にはチョコレートアイスに行きつきました。
S君はチョコレートアイスが大好きだったのでそのアイスを一度とかしてから薬を一度溶かし再度凍らせました。毎回薬を飲ませる時は神経を使っておりましたが、このアイスに変えてからはそのストレスから解放され嫌がらずに薬を飲んでくれました。その後血中濃度は安定することが出来、何か達成感もありました。それでも痙攣を起こす事もありましたが、その場合は量を増やして最適な量に調整し薬で痙攣を抑える事に成功しました。
その時使っていた薬は、「テグレトール」です。
本当に嬉しかった事を憶えています。
これで、薬は1日2回飲まないといけませんが、
「普通の生活が出来る!」そう信じていました。
しかし、更なる試練がS君に起こってしまいます。
長文に目を通して頂きありがとうございました!
次回は、その試練についてお話ししますね。

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