見出し画像

香川真司が4,684日ぶりのJ1ゴール

今日はdaznで、C大阪対鳥栖のゲームを観戦した。
あの香川真司が、今シーズンリーグ初スタメンとなったことに、むちゃくちゃ興味があったからだ。

ここまでリーグ3戦は途中出場、ルヴァンカップでスタメンと言う流れで、小菊監督としても、時は来たりと言うことかと。

さて、そんな風に香川真司見たさに観戦したゲームだが、ゲームそのものが、序盤からかなり面白い内容だった。

C大阪、鳥栖ともに、後方から丁寧にビルドアップするし、守備は前線からのハイプレスである。前半序盤から、お互いにハイプレスをいなしながら、相手の背後のスペースをつくと言う一進一退の攻防が続いた。そんな中でやや鳥栖優勢かなと感じだした頃に、あの男が動きだした。

そう、香川真司である。

香川は、この日トップ下のポジションで、守備時は2トップのような形で、前線からボールを追っていた。トップ下の香川が、前半中盤あたりから、ボランチ付近まで降りて来て、ボールを受けるような動きをするようになった途端、C大阪はビルドアップの推進力が増してきた。

この辺りのゲームを読む感覚は流石だな、と思う。ビルドアップだけではなく、守備時にもプレスのポジション取りが的確かつ味方へのコーチングも怠らない。途中から、チーム全体が香川を中心に動いているようにすら思えた。

そして、歓喜の瞬間は、38分に訪れる。
鳥栖GKがゴールマウスを離れてボール処理に行ったところをC大阪の加藤がかわしてあげたクラスに、香川がボレーで合わせて先制点となった。

実に4,684日ぶりのJ1ゴール。
驚きを通り越して、感動してしまった。

C大阪復帰後、懐疑的な見方をされている部分もあったと思うし、戦力と言うより話題性みたいな声もあった。

ただ、今日のゲームでの働きを見る限り、ピーク時のパフォーマンスとは違うが、経験と確かな技術に裏打ちされたプレーとコーチングでチームを引っ張る姿は、充分に戦力として貢献できると思う。

そう言う意味では、シーズンを通して、どの程度このパフォーマンスを維持できるのかにかかっていると思うし、そう言う意味では、これからの香川が楽しみでもある。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?