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読書感想文(伊沢拓司『クイズ思考の解体』:コラム2.5 クイズに統一王者がいない理由~クイズの「強さ」(P.336~P.332))

前回のノートはこちらから↓

以下、読むのと同時進行で殴り書きしたメモ。(2021/10/31)

  ◇  ◇  ◇

・おっ!ちゃんと「クイズの強さとは?」に触れるのか!

・エッセイか、科学か、さて、どういった風に示すのだろうか。

・そうね、クイズに限ると「王」がたくさんいるよね。王の中でも最強のクイズ”神”というのもあったわけだが。

・強さの指標ねぇ、ここに書いてあるのは、オープン大会での勝利数くらいか。主要な大会をどう決めるかというのもあるね。

・ここらへんは、その昔、月一回のオープン大会を実施しようという、たしか「マンスリー・オープン・プロジェクト(MOP)」という試みを、神野氏がやっていたが、片手間でクイズをやるわけだから中心人物がいなくなれば続かんわなと思う。

・近年だと、一般社団法人 日本クイズ協会(JQS)が、JQSグランプリシリーズ(全国総合クイズ大会)なる大会を開き、その中でトップ・ミドル・ビギナーとクラス分けをして決めるというようなことをやっているけど、自分が普段みている層が違うのか、どうにもこうにも際立って盛り上がった話は聞こえてこない。(聞こうとしていないのもある。ちょっと覗いてみるか。)

・ここらへんは、ルールを統一化し、統計による指標(メトリクス)化を進めた、(そういうのが好きな)アメリカのQuizBowl界隈のようには踏み込めていないなと思う。

・QuizBowl界隈の中には、ディビジョン制にして棲み分けしているほか、英単語をレベル分けするように、出題されるヒント(clue)やワード(こたえ)のレベル付け、分類が非常に進んでいるのを見かけた記憶がある(ちょっと、後で調べ直してみる。)。日本で言うと、小学校で習う漢字1026字が定められているイメージに近いのか。ここらへんの事情は、QBwikiや、TheQuizBowlResourceCenterあたりをながめてみると、なんとなく感じがわかってくる。

・日本だと、少し前に東工大クイズ研究会(TEQ)にいらっしゃった、ナビエ-ストークス方程式のアイコンでお馴染みの、るふぃや氏(rufiyaa氏)が、一時期、レーティングができるようにと、データを集めた試みがあった。知らぬ間に話を聞かなくなってしまったが、調べ直してみたら、2020年あたりから、AQL等を使って再度試みたようだが、試合頻度不足や大会の多様性等の要因で無理とのことだった。にゃる。(v・∇)v

・大学院生のように技術力がある人が入っても、なかなか成果はでないものである。ここらへんの研究力とか、クイズに力を割ける余裕のような下地は、まだ日本にはないのだろう。なので、伊沢氏が声を上げようにも、クイズプレイヤー側で準備ができていないのではと思う。なんというか、人員不足なのである。

・とはいえ、クイズ総合技術展のMasterQEEのような取組も行われており、クイズ界隈における技術屋さんの頑張り、そして貢献は、アマチュアクイズでは脈々と続いているので、これからも新技術の登場が楽しみである。

  ◇  ◇  ◇

・反れたね。

・えっと、王者を決められないのは何故?と。にゃる。統一的な出題組織が存在しないことがひとつね。あと、傾向が公平性を担保できないとね。うん。

・近年のAQLの取組の話だ。

・出題のランダム性。。。その点で、みんはやのS9レート戦は、公平な競技といえるね。まぁ、別の競技なんだけどね。

・ナンバーワンの不在と広報面での不利とをつなげるか、ふむ。けど、逆にそれがクイズなのよね。そうね。(まだ論の精緻化がこないね、、、うん。このまま終わる?)

・うーん、たどりつかんか・・・。

・まぁ、知識ネットワーク的な捉え方や、情報科学の知見をもっていないと見えてこないか、残念。

・コラムなので、仕方ないけど、これは科学ではなくエッセイですね。特に新しい情報はない文章。残念。クイズの強さは比べられないよ。で終わる文章。

・逆に、こういう形でならクイズの強さをはかれるという、新しい視点や技術を示して欲しかった。私のクイズ力は53000MQPですって言って欲しかったぜよ。

〇SUPPLEMENT

・小杉放菴(こすぎ・ほうあん)って誰だろ?

・画家かぁ。池大雅の「十便図」をみて日本画に傾倒したのかぁ。にゃる。絵に対する考え方の違い。そういうのもあるのかぁ。春陽会か。

・そうか!この人、都市対抗野球の黒獅子旗の人か!!どうりで。

・丁寧な絵を描く方ですね。黒字獅子。バビロンのレリーフなのね。確かにめっちゃ黒いね。橋戸賞の橋戸信(はしど・まこと)の友人だったのね。ふむ。

  ◇  ◇  ◇

・Nヒントクイズは、新入生向け企画と相性がよいので、9ヒントクイズをひたすら作ったことがあった。伊沢氏のいう早押しクイズ的なやり方もできなくもないと思うが、当時のクイズが純粋な共通項クイズだけだったとすれば、番組のためにクイズ問題を用意するのは非常に大変だったのではないか。しかし、例題を見ても、16分割なんてよく作れるな、すげぇ、という感覚を受ける。700回も放送してんだから凄いよなぁ。。何かのサブスクで見れないかなぁ。

・YouTubeに上がっていた。全部おもしろいな。すげぇぜよ。(終)

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