フィリピン語学学校経営者の話

フィリピンで語学学校を経営する方とお話をして多くののアドバイスを頂きました。特に印象に残った5つをまとめておきます。

①まずはゲストハウスを設立する国を絞るべき。
ゲストハウス設立・運営の許可が間違いなく最初の大きな壁になる。
どの国であれば、ゲストハウスの設立・運営が容易かを分析して、国が決まり次第、エリアの選定に移るべき。

②現地の法律や経理に詳しい現地人を見つけておくべき。
現地でゲストハウスを開いてから手配するのでは遅い。現地の法や経理に強い人を予め見つけておくべき。フィリピンのケースでは業者に頼むと法人設立に100万円近く費用が発生する。
しかし、法や経理に強い現地人の仲間がいれば、無駄な手数料は発生しないし、足元を見られることもない。多くの国では、企業メンバーに現地スタッフを一定の割合配属する必要がある。現地で経理をできる人は相当限られている。

③カード払いの仕組みを理解しておくべき
例えば、Booking.Comを利用するとしてもカード払いが基本となる。レジで現地の通貨を扱うだけではないから、このあたりの仕組みを理解しておくべき。

④建物は賃貸スタートが良い
経営経験なしで建物+土地を購入するのはリスクが大きすぎる。物価の安いフィリピンですら、建物+土地で2400万円した。まずは賃貸でスタートするのが最善策。
(所感)
個人的には、ゲストハウスに適した賃貸物件は少ないので、物件建設から始まると考えていた。ただ、今回の話を聞いて、賃貸でのスタートが良いのではないかと思い知らされた。コロナ以前であれば、閉店したゲストハウスには何かしら欠陥があると感じる。しかし、コロナの影響で、閉店したゲストハウスであれば、場所設備の問題だとは考えにくい。コロナの影響で閉店したが場所も設備も優れた居抜き物件を今からリサーチしておけば、チャンスは転がって来るのではないかと感じる。コロナの影響で観光業は沈んでいるが、その間に僕らが最高の準備をしておけば、一気にビジネスチャンスに繋がるかもしれない。

⑤仲間を大切に
私自身、大学時代の仲間で、フィリピンの旅も一緒にした友人と経営をしてきたが、少しずつ関係がずれてきてしまった。チームで経営をしていく上で、必ず負担が均一されることない。最初はいいが、お金や大きな問題が絡んでくると、関係性が少しずつ難しくなる。ビジネスをする上で、決まり事を明確にして、取り組んで行くのが良い。

大変有意義なお話でした。語学学校とゲストハウスでは分野が異なりますが、頂いたアドバイスを参考にしながら、ゲストハウスの経営に向かって進んでいこうと思います。


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