果てがないくせに時折夢をちらつかせてくる人生は死ね

家に帰って今日稼いだ金額を考えていると、ふと涙が出そうになった。
いつの間にかフリーターになっていた。

上手くいったと思ったらそれは最初だけで、結局自分には才能なんてなかったんだと思わされる現実は辛かった。

いろんな人を待たせている。家族も恋人も友人も。いろんな人が普通の人として生きる僕を待っている。
高収入じゃなくても、良い賃貸じゃなくても、在宅勤務じゃなくても、自由に休みが取れなくてもいい。
普通に働いて、普通に幸せな毎日が送れたらそれで良い。

と同時に、このどうしようもない自我が、プライドか、なんなのか分からないものに抑えられて上手く身動きができない。普通になれない。

大学を留年して中退して、何をやっているんだろうなんて考えはもう散々してきた。

人生がもし流星群からはぐれた流星群のようなものだとして、俺たちはもうどこから来たのかもわからないくらい遠くに来てしまったのかもしれない。そして、どこへ行くのかもわからない。

音楽の世界に触れ、YouTuberにもなり、PC一台で仕事もしてきた。でも俺は、一体何になりたかったんだ?
俺は何がしたかったんだろう?

この真っ暗な宇宙の中で、ただどこかに進んでいるのだろう。でも、暗闇の中はとても孤独で、命の灯火が今にも消えてしまいそうになる。

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