今回の記事では“記事広告”というマーケティング手法について解説します。

「記事広告ってなんの意味があるの？」
「バナー広告やリスティング広告じゃだめなの？」
「出稿するメディアってどうやって選べばいいの？」

といった疑問を解決します！

記事広告によるプロモーションとは？

ひとことで言い表すなら「第三者であるライターが商品やサービスについて書いた記事をメディアに掲載し、商品・サービスの情報をターゲットに届ける」広告手法です。

「タイアップ広告」と呼ばれることもあります。

メディアには企業が運営しているサイトや個人のブログなどさまざまですが、「あるテーマに沿った記事を集めたサイト」を指します。　

記事広告のメリット

ユーザーに嫌がられない広告であること

近年のインターネット広告に対するユーザーの反応は厳しいものがあります。
以下は株式会社イーライフが行った「ネット上の個人情報と広告についてのアンケート」によるものです。

こちらの調査結果によると、「ネットに出てくる広告に対して不快になったことはありますか？」との設問に対し、75.1％が「ある」と答えています。

また、不快になったことがあると答えた1,793人に対して、不快に思った広告の商品・サービスに対する印象を聞いたところ「購入・利用したくないと思った」が75.5％となっています。

この結果から言えることは、「ネット広告は基本的に嫌われ者」「広告が嫌われるとその商品も嫌われる」ということです。

これに対し、メディアに掲載する記事広告は「メディアのテーマに沿った広告である（＝読者が興味のあるジャンルである）」「読み物として楽しめるように設計されている」という観点から「嫌われにくい広告」であるということができます。

検索上位を狙うことができる

記事広告を提供しているメディアの運営会社にはSEO対策のスペシャリストが所属していることが多く、SEOを意識した記事の書き方やGoogleアルゴリズムの最新動向を熟知しているため、自社でオウンドメディアやブログを開設するより、ローコストでSEO対策を行うことができます。

また、メディアはドメインパワーの強化に日々力を注いでます。
広告記事の掲載とはメディアのドメインパワーを借りる行為と位置づけることもできるでしょう。

第3者視点からの豊富な情報の提供

記事を書くのは商品・サービスの販売に関与しない第3者のライターです。

そのため読者に「商品を売るためではないフェアな視点から書かれた記事だ」という印象を与えることができます。

メディアによっては、商品を褒めるだけではなく、敢えて欠点もあげることで、より読者にフェアな印象を与える方針をとっていることもあります。
またSNS広告やリスティング広告と違い商品の写真や動画も豊富に用いることができるため、より商品・サービスの特色を訴求でき、絞り込んだターゲットに商品の魅力を伝えることができます。

記事広告を用いる上で気をつけるポイント

ステルスマーケティングに気を付ける

ステルスマーケティング、略称ステマとは広告であるにもかかわらず、それを伏せて、非営利目的の第3者の意見であると装うことです。
ヤラセ、サクラの一種であるといえます。

ステルスマーケティングは消費者を騙す行為であり、企業の信用を失い、発覚した際には炎上に繋がる危険もあります。

そのため、真っ当なメディアでは広告記事を掲載する際には#PRのようなタグを設置するなどして、広告記事であることを読者に明示するようにしています。
広告記事の掲載を行う際はメディアの広告記事の掲載の仕方を必ずチェックするべきでしょう。

メディアの読者層が本当に商品・サービスの消費者と合致しているか？

メディアに掲載する広告記事を見るのはあくまでも“メディアの読者”だけです。
つまり、商品・サービスの消費者とメディアの読者層が合わないと、全くコンバージョンが見込めません。

出稿を検討する際は営業担当の話を聞くだけではなく、ほかの記事もある程度読み込み、読者像を想像することが必要です。

外国人への記事広告って有効なの？

ひとことで言うと、「有効である」と言えます。
前項で述べた記事広告のメリットは外国人がターゲットであっても変わることはないので、適切な戦略の立案さえできれば、十分に効果が見込めると言えるでしょう。

とくに日本に住む外国人には有効？！

日本に住む外国人、在留外国人は290万人、消費額3兆円と言われる非常に魅力的な市場です。

この市場を狙うにあたり、記事広告は威力を発揮します。
というのも、日本に住んでいる外国人はテレビや新聞などの、日本人がもっている情報源を利用することができないため、普段チェックしているインターネットメディアは主流の情報源となります。

彼らが欲している情報とマッチするような広告記事を作成することができれば、日本に人向けの広告記事以上に効果を発揮する場面も生まれるでしょう。

在留外国人向けのメディアにはどんなものがあるの？

Guidable Japanは在留外国人に日本での生活のお役立ち情報やエンタメ情報を配信するメディアです。

広告記事としてはホテルやパッケージツアーのような観光系の商材から、クレジットカードのような金融商材、シェアハウスの募集のような不動産商材など豊富な実績があります。

外国人にとって便利なサービス、生活に関わるようなサービス、日本に来たら受けたくなるようなサービスの訴求に効果的なメディアです。

記事広告の運用について詳しくなれましたか？

記事広告の運用と外国人への訴求について解説しました！
記事広告は戦略的に運用を行うことで強力なマーケティング手段になり得ます。
一度出稿を検討してみてはいかがでしょうか？

▼「外国人採用に興味がある」という企業さまはぜひこちらまでご連絡ください