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「匿名さんからのご相談」発達障がいの子共を放デイに通わせるべきなのか?そのメリットとデメリットについて

発達障害と放課後等デイサービス


昨日発達支援の相談がありました内容は以下の通り

最近来年度に向けて放課後等デイサービスの見学をしているのですが、今の所親である私自身がどこもスタッフの雰囲気が気に入らず、行く意味を見出せません。発達障害だと放課後等デイサービスに行くのが当たり前のように言われて鵜呑みにしていましたが、行かないという選択肢もあるのでしょうか?勿論探せば素晴らしいと思えるスタッフに出会えることもあると思うので見学は続けますが、素晴らしい方でなければ息子の成長はあり得ないし、信頼できない方と放課後過ごすくらいなら近所で自然に触れたり、家で私と一緒に宿題をしたりして過ごす方がプラスになるのではと考えています。放課後等デイサービスに通った方が良いケースを教えてください。

匿名さん


「最近来年度に向けて放課後等デイサービスの見学をしているのですが、どこもスタッフの雰囲気が気に入らず、行く意味を見出せません。」


発達障害児支援員等について

お住まいの地域のこども発達支援等の支援員(ケアマネージャーや福祉課の職員)行政の方たちは事務員です。発達障害者(児)の事業所を紹介する事務方だという事をまずご説明しておきます、マニュアル通りにパイプ役をこなすだけの方たちなので発達障がい児童への実践的専門知識はほぼ無いと言っていいです、福祉業界の中でも行政支援員はエリート部類に入りますので、放課後等デイサービスで実際に下仕事にかかわった経験などありません。それらしい意見に惑わされないようにしましょう。

放課後等デイサービス見学について

地域によって多少の差はありますが、現状放デイ施設は入所希望者過多です。私は東京ですが地方でも放課後等デイサービスへ子供を預けたい希望保護者は数多くいると思います。このような状況なので、悪質な事業所だらけでスタッフの質は極めて悪く、横柄な連中ばかりです。

放課後等デイサービス入所希望者を「選り好み」している施設がほとんどで、より手のかからない児童を積極的に入所させ、手のかかる入所希望者は色々と言い訳をつけて拒否するケースがほとんどです、断る理由の用意だけはしっかりとしているのもまた、放課後等デイサービスの悪質な一面なのです。しかしもう一方で、チェーン展開している大規模放課後デイサービスグループは積極的に入所を進めてきます、要注意するべきはむしろコチラのタイプの放課後等デイサービスかもしれません(スポーツ療育発達支援、個別育成プログラム、〇〇式発達支援システム療育、etc・・・)


「発達障害だと放課後等デイサービスに行くのが当たり前のように言われて鵜呑みにしていましたが、行かないという選択肢もあるのでしょうか?」


未就学児で診断された発達障害について

専門機関で未就学児(小学生に入る前段階)が発達障害と診断されても、それは成長と共に気にならなくなるケースがほとんどです。近年大人のASDなどの発達障害者が多くみられるのは、30年前と比較すると現在は知能テストなどの絶対数が飛躍的に上がっているので、自閉症検査に該当する人が増えているという事があります。発達障害のラインには入るけれども健常者と変わらずに社会生活できる人が数多くいます。


放課後等デイサービスに行かないという選択肢

記事やコラムで一貫して言っている事
『悪質な発達障害児施設へ行けば症状は悪化する』
事例を挙げてご説明いたします。

【事例】発達障害児ではない小学2年生が放課後等デイサービスに行っているケース

障害のない児童は実費以外で放課後等デイサービスへは行けません。正確に言えば通所受給者証というモノが発行されれば誰でも無料(1割負担等)で障害児通所支援(放課後等デイサービス等)を利用できるのです。医師の診断書を持って申請すればだれでも通ります、医師も商売ですから申請用の幼少期の診断書など簡単に書いてくれるのです。この事例の小学2年生のケースも珍しい事ではありません、両親共働きで託児所代わりに利用している典型的なケース、そんな発達障害ではない子供が放課後等デイサービスでどういった状態になっているか?簡単にお話します。

この利用者の児童は“ただひろ先生”としか楽しく遊びません、普段から障害者を差別目線で接するスタッフばかりの中で、子供ながら他のスタッフには嫌悪感を感じているのです。ある日事件が起きました、重度発達障害の小学校高学年がオモチャでフルスイングして“発達障害ではない小学2年生”を殴りました、額は切れて出血、私が事件を知らされ駆け付けた時には、バカな正職員達が囲んで加害者の子供に怒り狂っていました。可哀そうに被害者のこの子は私にしがみついて大泣きしています当たり所が悪ければ失明の可能性もあったでしょう、このような事件に理由などはありません、遊びの限度を知らない高学年重度発達障害児と狭い空間で他の利用者と接近させる事業所の責任であり、他傷行為を見過ごしたスタッフの過失であります。しかし、放課後等デイサービスというのは、このような事件事故状況説明を組織ぐるみで隠ぺいします。加害者利用者の保護者には送迎の時に簡単な事後説明で事を終わらせ、被害者保護者には「遊びの中で不運にも当たり所が悪くて額をカットしてしまった相手も故意ではない」そういって保護者を言いくるめて実際の事業所過失は隠ぺいします。他にも様々な事例はありますが放課後等デイサービスというのはブラックな施設なのです、まずそこをスタートとして考えてください。



「信頼できない方と放課後過ごすくらいなら近所で自然に触れたり、家で私と一緒に宿題をしたりして過ごす方がプラスになるのではと考えています。放課後等デイサービスに通った方が良いケースを教えてください。」


放課後等デイサービスに通った方が良いケース

  • 既に改善の見込みのない超重度先天的知的障害児

  • 既に18歳以降はグループホームや施設へ入所予定

  • 子供の事よりも保護者自身が疾患を患っている

  • 本人が望む場合(親都合で強制入所の事例はまたの機会に記事にします)


発達障害支援施設に頼らずに保護者がケアするケース

放課後等デイサービスなどは新しくできた福祉サービスです、発達障害に限らず医療療育が必要とされる重度障害児が主に通う施設だったのです、昔は医療法人などの特殊な組織でしか運営できませんでした。それが現在では単なる抜け穴ばかりの儲かる福祉系の商売として全国的に広まっています。そのような場所に大切な我が子の人生を預けるより、保護者が寄り添った方が確実に将来は良いものとなるでしょう、幼少期の軽度発達障害は保護者の愛情で健常者と変わらないほど改善します。

無理に放課後等デイサービスに通い精神疾患を併発して人生を失う事例も嫌というほど見てきました、逆に放課後等デイサービスにも、特別支援学級にも通わず、保護者が少しづつ勉強を教えながら伸び伸びと好きな事に没頭できる環境を与えているケースもあるのです。その放課後デイサービスにも支援級にも無理維持しない保護者から相談されたときに私はこう言いました。
『これから始まる長い人生で数年間学校や施設に行かなくとも何の問題もありません、むしろ時間をかけてゆっくりと成長していけばいいと思います』


【終わりに】

相談希望の方からよく言われてしまいます
「ただひろ先生、どこに連絡していいかわかりません」
申し訳ありませんでした。noteの仕事依頼のページに連絡先を記したものを早めに作っておきます(汗)

放課後等デイサービスは最長12年通う事が出来ます、さらに外出支援やショートステイ・グループホーム事業併設している事業所では、その先死ぬまで関わり続ける事になってしまうのです。“事業所に保護者が利用されて、利用者(障がい者本人)が犠牲になるケースや、保護者が利用者(障がい者本人)を金銭目当て(障がい者補助金や手当年金など)目当てで利用して悪質な事業所を利用するケース”どちらも実際に多くあります。幼少期から大人になる成長段階で環境や出会う人々を誤らないようにしていきたいですね。


発達支援“ただひろ先生”




編集後記:放課後等デイサービスの利用者に「小学生が多いのはなぜか?」それを以前の記事から引用します。


放課後等デイサービスには何故?小学生以下の利用者が多いのか??
これは発達障害という特性にあり、年齢が上がるにつれて“発達障がい”という症状が気にならなく成長するといったことがあります。
つまり、小学校に入学後に
「あれ?なんかうちの子・・・へんなこだわりあるな?」
「あれ?なんかうちの子・・・勉強が身につかないな?」
「あれ?なんかうちの子・・・学校についていけてないんじゃない?」
こんなかんじで、幼少期には格別気にならなかった社会的側面が学校という集団社会生活を始まると“発達障がい”という症状が露呈してしまいます。
その後、専門家に診断して福祉のお世話になるっといった流れで
通常学級から支援学級などに移り、最終的に利用者が無料で行ける
「放課後等デイサービス」へ親が送り込むわけです
しかし、中学生や高校生に成長すると学校から自宅までは自分で行き来できるようになる子供ば多くなります、つまり・・・
“発達障がいの症状が通常社会生活を送るのに支障がなくなる”
つまり・・・ざっくばらんに言うと
「幼少期には少し発達障がいだったけど成長したら治っちゃった・・・」
こんな感じなんです、ですから成長すれば放デイには行かなくなる子供が多いので、放課後等デイサービスの利用者年齢層は小学生以下の利用者が大半を占めるんです。

ただひろ先生のコラムより


酷な話ですが現実問題として発達障害児の保護者は6歳までにある程度の将来の決断をしなければなりません。特別支援学校(旧養護施設)と放課後等デイサービスなどの発達障害施設へ行き始めたら、そこでその子の将来が8割9割決まってしまいます。18歳で学校卒業後に就労移行支援B型作業所に通えるほどの障害度合いの子は恐ろしい程少数です、企業の障害者雇用枠での就労がその子の人生にとって幸せとは限りません、保護者にとっては幸せなのかもしれませんが、そこはもう個人の人権倫理尊厳の話になってしまいます。発達障害者の親は、今回の記事にある「素晴らしいご相談者」のような保護者ばかりではありません。酷い事例では、悪質な施設(支援施設と放デイと外出支援)に小学生から一貫して包括され(地域行政指導紹介による)20歳を過ぎた現在では恐ろしい身体暴力(体はアザだらけ)と性被害により精神を壊している子もいます。発達障害児の親御さんは、業界のケアマネージャーや支援員の話を鵜吞みにしないで幅広い知識を保護者自身が持つことがなによりも重要なのであります。


発達障害で困ったときは“ただひろ先生”へご相談ください。


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