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20200611 (リフのみ)ロックギターソロでちょい悪役が登場するような(Gドリアンスケール)

曲を聴いてみる

ソロ入りの曲は既にnoteでも貼っちゃいましたが、前後関係的にはこちらのリフのみバージョンが最初です。


発端

とにかくテンションで押し切るギターが弾きたい!

なんかドリアンスケールっぽい浮遊感が欲しい!

そんな思いでギターのネックを思いっきり握りこんで「おらー弾いちゃうぞー」ってやってたらできたリフ。


ドリアン独特の「浮遊感」

ちなみにドリアンの浮遊感は、ナチュラルマイナーとの違いである長6度(ラシドレミファソ でいうファがファ#になっている)が雰囲気を作っています。

スケールのなかで、たった一音が違うだけでこんなに印象が違うんだー、と初めて知ったときはわくわくしたものです。だってたった一音ですよ?日常生活でいったら、ボタンをひとつくらい掛け違えても気が付かない私でも明らかに「おっ?」と違いに気づくんだから相当ですね(何


指板上で使える音を特定するためのヒント

Gドリアン、と聞いていざギターで弾こうとしたとき、延々と6弦3フレット付近ないし5弦10フレット付近を弾いちゃってませんか?指板上でどんな音が使えるか知っていないとフレットを縦横無尽に横断したソロは弾けません。

私なりの方法として、各モードスケールの6弦5弦ルートのフォームを暗記しておいて、モードに当てはめて使える音を特定する方法をご紹介します。

ちなみにモードスケールについて補足をすると、

I アイオニアン(=メジャースケール)
II ドリアン
III フリジアン
IV リディアン
V ミクソリディアン
VI エオリアン(=ナチュラルマイナースケール)
VII ロクリアン

となります。ここでこの曲はGドリアンなのでII番が該当しますね。それを上のリストにまた当てはめると

I=F Fアイオニアン(=Fメジャースケール)
II=G Gドリアン
III=A Aフリジアン
IV=Bb Bbリディアン
V=C Cミクソリディアン
VI=D Dエオリアン(=Dナチュラルマイナースケール)
VII=E Eロクリアン

以上のスケールの音が使用できます(使用できる音階はどのスケールも同じ)

これはアイオニアン~ロクリアンの指板上のフォームを覚えていることが前提となりますが、各ルート音からみた使える音が瞬時に分かるので便利ですね。

具体的な使い方として、6弦3フレットのGを基音としてGドリアンのフォームで弾く、今度は5弦3フレットのCを基音としてCミクソリディアンのフォームを瞬時に思い浮かべ、その使える音からどういう響きを与えたいか決めて弾く。みたいなことができます。

とはいえ、こんなことをいちいち考えながらでは即興では弾けないので、普段からスケール練習をして「ドリアンのとき、何度の音はこういう印象で、緊張感を与えたいときはこれとこれの音が良さげ云々」という練習をしておくと良い、らしいです。自分もまだまだできてません!!


他の方法として

ひたすらメジャースケールを極めて、GドリアンだからFメジャースケールの音が使えるからこのフォームだな、とメジャースケールに変換してしまう方法もあります。こちらのほうがとっつきやすいかも?お好きな方法で指板上でどの音が使えるか分かるようになっていけばいいかなと思います。

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