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初めての講演会主催  ~12歩芽~

冬は雪まつり会場となる大通り公園から近い「教育文化会館」が舞台だった。
私たちは会場オープン前、360席すべてにA3サイズの2種類の色紙を置いた。
文化会館に行列ができ、入場がはじまった。

開演5分前のブザーが鳴った。
参加者の皆様に、サプライズ演出のお願いをした。
「栗城さん」という掛け声と同時に
座席に置かれたA3の紙をもちあげ、色紙で「北海道」を表現し
「おかえりなさーい」とみんなで声を合わせる。

練習しながらみんなが笑顔になっていった。
参加者も、演出する。
会場が一体になった気がした。
オープン前に、もう「いい講演会」になった。
と実感した瞬間だった。

サプライズ会議で、意見を出し合い、形にしたかいがあった。
ジュン先生のアドバイスはさすがだなぁ。なんて・・・
ここ1ヶ月、キャンセル対応に追われながら準備を重ねてきたことを思い出した。

司会もさせて頂いた私は、
感極まって最後の挨拶で泣くんじゃないかと思っていたが、
泣くことはなく、その後の懇親会会場で
スタッフみんなが用意してくれた花束で涙した。

花束を渡してくれたのは、スタッフにお願いされた栗城さんだった。
私は、この時栗城さんに泣きながら自分の夢を伝えた。

「カンボジアに学校を建てます」

って。
私も、栗城さんみたいに、夢を夢で終わらせることなく
目標にする人になりたいと思っていた。
だから、栗城さんに逢ったら、夢を伝えよう。と決めていた。

栗城さんは、講演会で必ず
「夢は口にすると叶う、1日十回言うといい。口に十で叶うと書くんですよ」
というお話しをされていた。
私の夢は、栗城さんに伝えることからスタートした。

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