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『おおきな木』

2023/4/21
Silverstein, Shel, 1964, The Giving Tree, New York: Harper & Row. (村上春樹訳,2010,あすなろ書房.)

本のポップを描いてる。私が選ぶ本って淡色が似合うものが多くて、目立たせるのがむずかしい。

これはカテキョ先のお母さんが薦めてくれた絵本。私の叔母も好きらしい。

無償の愛を与え続けた木に、少年はさいごまで何も返してないから、「愛に気づく」って書くか迷った。
原作は木の人称がsheらしい。木=母とも読めるけど、母の無償の愛!みたいな美談にしたくなくて、言葉選びがむずかしかった。

少し前の投稿に、脈絡なくこんな文章が載ってる。
「とめどなく注がれた無償の愛を、私はどうしたらいいんやろう。
そんなに愛を、注いで注いで、母、すっからかんになっちゃえへん?」
この本の感想先取りして書いてるやん、、。

wikiで『おおきな木』の説明見てたら『愛するということ』に言及されててびびった。
ゼミの先生がフロムの研究者で、『愛するということ』は装丁が可愛くて昨日買ったところだった。
無償の愛てきなの信じてないなあ。自己犠牲が過ぎる。
与えられるより与える、愛されるより愛する、って書いてるらしいけど、もらった分の優しさに応えるだけで精一杯。やし、それでいいと最近思う。
フロム、ほんとにそんなこと書いてるのかしら。読んでみないとわからないけど、ちょっと批判的に読もう。

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