この日々がどんな日々なのか_231212

眠くなりたいと思う日が来るとは、思ってもみなかった。
眠気はいつだって私の邪魔をしてきた。
やりたいことの邪魔をする。
でも本当は、やりたいことができていたのは、眠くなってちゃんと眠れていたからなんだ。
眠れないということは、とても不安になることだと知った。
眠りが与えてくれるものの大きさを知った。
もちろん、毎夜眠りが訪れず絶望の暗闇の中で瞼を閉じている人と比較してしまえば、自分がいかに恵まれているかなんてわかっている。
でもこの際、そんな比較に意味はない。
今までの自分の人生が、眠りによって妨げられていたと思っていたことが、実はとても救われていたことなのだと知ったのだ。
不安に覆いつくされるくらいなら、心のもやもやに全てを喰われてしまうのであれば、眠ってしまいたい。
眠りは逃避だったんだ。
今は、眠りも恐怖を連れてくることがある。
とりとめもない、でもなんとも不快感に浸されるような、おかしな夢。
悪夢から逃れようと目を開いたとて、そこが現実かどうか、意識が彷徨ってしまうような曖昧さ。
逃げ場のないような気持になる。

でもまぁ、趣味のことができてる。夢中になれる時間がある。それだけで儲けもん。
ゲーム実況を夢中で録って、夢中で編集して、大した再生数が上がらずとも喜んでアップしてる。
ただただ楽しい。
漫画も久しぶりにかけた。なんとなくうまくいってないところはあったけど、もうそこは目をつむる。
描きあげられたことが嬉しかった。
私は楽しいと思えることをこれほどにも持ってる。選べるカードがとても多い。
私は幸せなんだろう。
でも「私は幸せ」と思うことで、だから他人よりも恵まれてるとか、比較して自分を奮い立たせるようなことはやめようと思った。
私の辛さは私だけのもので、私にしかわからないのだから。

充実と不安が交互に訪れる心の忙しなさに疲れる日々だ。
眠気が私の意識を覆って、自然に全てが閉じていく感覚を、また味わいたい。
ただそれだけ。

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