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ポンジスキームを見極めるには?

2024年3月8日、日経新聞電子版によると、所有者から預かった高級腕時計を貸し出すシェアリングサービス「トケマッチ」を運営していた合同会社の元代表が業務上横領容疑で指名手配された事件で、返却されていない時計は元代表に加え、別人物の名義でも売却されていたことが8日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁は協力者がいた可能性があるとみている。

捜査関係者によると、サービスを運営していたのは合同会社「ネオリバース」(大阪市)で、元代表は福原敬済容疑者(42)。遅くとも2023年11月ごろからは時計を貸し出した形跡が確認されておらず、警視庁捜査2課はサービスの実態についても調べている。

会社は1月31日に解散を発表し、福原容疑者は同日に成田空港から出国した。腕時計は大阪、東京など複数の都府県で売却され、時期は1月に集中していた。

先月、ブログでは、詐欺事件なのか分からないとしていましたが、ネットニュースで、詐欺事件で立件されることは間違いないでしょう。

一刻も早く、オーナーへ時計が戻って欲しいです。

それにしても、このような投資詐欺、いわゆるポンジスキームは、繰り返されています。

そもそも、ポンジスキームとは、高配当をうたって出資金を集めるものの、実際には運用せずに新規出資者からの資金を配当として支払う詐欺の手口です。
この手口は、1920年代にアメリカの詐欺師チャールズ・ポンジが用いたことから名付けられたと言われています。

ポンジスキームを見極めるコツ
私は、高級時計をもっていなかったので、高級時計を購入して、「トケマッチ」に時計を預け、預託料を得ようか画策していました。

そこで、「トケマッチ」のHPから、実際に時計を借りる人が支払うレンタル料と、貸す人が得る預託料を調べて計算してみると、わざわざ高いレンタル料を支払って借りる人は、徐々に少なくなるだろうという結論に達しました。

利回り20%の収益を得られるなら、自分で購入して、貸す側になろうとカアンが得るはずです。そうなると、借りる人より、貸す人が多くなり、需要と供給のバランスが崩れ、運営会社が立ち行かなくなってしまうと予想しました。

実は、他の運営会社を調べてみると、昨年の5月時点で、一部の運営会社は、新規申し込みを終了したのです。私は、その時点で、この事業収益もダルは、そろそろ危ないと感じました。

運営会社が、会社を維持するには、人件費、オフィス代、宣伝広告費などを掛けないといけません。
つまり、
レンタル料金から貸主へ支払う預託料、会社の維持費を差し引いて利益を残さないと会社は成り立ちません。

例えば、運営会社が、事業収益の一部を高利回りで運用して、配当に充てていれば、もっと長く続けることはできたかもしれません。

最後に
投資案件を見極めるコツは、その投資が、どうやって利益を上げるのか、調べなければいけません。
高配当をうたう投資案件は、なおさら必要です。
このようなポンジスキームは、これまで何度も繰り返されてきました。

高配当だからお金を預けたものの、いつ戻ってくるのか心配だと相談に訪れるからが増えてきました。

事業収益モデルをちゃんと理解できるものに投資しましょう!

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