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レンジアップが一般的になりました。

こんにちは。グンゼの前原です。
プラスチックフィルムを製造しているグンゼで培った経験を活用して、
noteでは 食品パッケージに関する雑学や豆知識を提供しています。

2020年度も本日で終了!皆様お疲れ様でした。
そして新社会人になる皆様、明日から新しいステージですね。
社会人の先輩として送るメッセージ。

学生であった皆さんは、最低限生きていくための知恵・知識を習得してきましたが、社会人になると「人間力」を鍛えるモードに変わります。
仕事を進めていくうちに〇〇リーダー、○○部長など肩書がつきますが、会社を去ればただのヒトです。樹木の年輪のように経験や厚みを持たせるように、「人間力」を鍛えて大きくなっていかねばなりません。
社会に出れば、苦しい時や悔しい時、嬉しい時 沢山あると思いますが、「人間力」を鍛えているんだ!と思い、乗り越えて下さいね。応援してます。

さて話は変わり。
近所のスーパーが冷凍食品を2日おきくらいに半額セールをします。もうみんな半額セールなんて常態化していたら、普通の値段では買わないのでは…と疑問に思いながら、半額セールの日を狙って買ってます。すいません。

冷凍食品も調理バリエーションが増えていますね。

①一定時間経過で、自然解凍で食べられる(お弁当の具材など)
②ボイル処理(ハンバーグ)
③レンジアップ(パスタ)
④焼く(餃子)
⑤調理用(シーフードミックス)

他にもあるかもしれませんが、色んな形で我々の食卓を彩ってくれていますね。有難い限り。

個人的には③レンジアップがとても便利。なんたって電子レンジに入れるだけ。
しかしながらこれもトラップがあり「予め袋に切れ目をいれる必要がある」ものもあります。これをしないと電子レンジの中で破裂します。(レンジ内で爆発した経験ある人も多いのでは…)

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ではなぜ切れ目を入れる必要があるのでしょう。ボイルする時は切れ目なんていらないじゃないか!(怒)

そもそも電子レンジってなぜ食品が温まるのでしょうか。
知っている方も多いと思いますが、電子レンジはマイクロ波が食品に含まれている水分を振動させ、その摩擦熱で温める装置です。
そのため、明確な「〇℃」という概念はありません。(時間設定のみ)

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100℃以上になると 食品に含まれている水分は気化(蒸発)します。
なんと1700倍に体積が膨張するようですよ!
急に袋の中でそんな力が働けば、、、そりゃ破裂しますよね。
特に油分や糖分の含有が多いものは中身の温度が上がりやすいため、レンジ用の製品はその点も配慮しているようです。

ボイルは沸騰水なので100℃。その熱を伝えるだけなので中身が100℃以上になることはありません。だから中身の水分が気化することはないのです。

レンジアップは便利な調理方法ですが、中身の影響も考慮しながら商品開発をする必要があるんですね。

最近、野菜のスチーム調理が流行っていますよね。健康的ですし。
当社製品が電子レンジ包材として一部、ご採用頂いています。勝手に背中のシール部分から開く仕組みです。

レンチン前に袋に切れ目をいれなくて済むのは個人的にはいい提案かな、と思っているんですがブランドさんの反応は鈍いです(泣)

ではまた!



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