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【ぐお雑記】表現規制反対派よ、冷酷になれ。

最初に断っておかないといけません。
僕はオタクの代表でも表現規制反対派の代表でもありません。
なのでなんの強制力もありません。
表現規制反対派を名乗る以上は強制すべきではないとも思っています。
(インパクトを出すためにタイトルだけは「冷酷になれ」と命令口調にさせていただきました。すみません)
ですが、ツイッターを見ていてどうしても気になったので自分の考えを書かせて下さい。

いまだに
『真のフェミニズムはもっと素晴らしい』
『アンチフェミニストの方がフェミニズムに詳しい』
といった意見が散見される事への苦言です。

真のフェミニズムなんて存在しない

真のフェミニズムなんてものは存在しません。
数々のアニメコラボを叩き、巨乳タレントのポスターを叩き、絵で賞をとった女子高生を叩いた人達こそが『真のフェミニスト』そのものです。
我々が日々ツイッターで一生懸命諌めてあげている相手こそが『真のフェミニスト』なのです。
他の種類のフェミニストはいません。いません。

一部のアンチフェミやウィメンズリブアカウントが主張する『女性の権利獲得のために責任感と一貫性を持って男性の権利も尊重しつつ男女が対等になる様に活動するのがフェミニズムである』などというのは幻想です。
空想の中にしか存在しないのです。

「アンチフェミの方がフェミニズムに詳しい」論もあまり良くないと思います。
そもそも真のフェミニズムなんてものは無いのに"詳しい"というのは矛盾します。

フェミニスト大学教授が不倫を奨励するような発言をしています。
フェミニスト弁護士はアニメ規制の為に積極的にロビイングを繰り返しています。
海外の有名フェミニズム学者ですら「結婚はレイプを合法化する制度」「家族を解体せよ」などの暴論を展開しているのです。
数々のエリートフェミニスト達がこの有り様なのに何故いまだに「本来のフェミニズムはもっと素晴らしい」という主張が無くならないのか、僕は戸惑っています。

これでは妻に何回暴言を吐かれても無限に我慢し続ける『素敵な彼くん』と同類じゃありませんか。

敵をエンパワーメントしてはいけない

そりゃナメられますよ。
ナメられて当然です。
暴言を吐かれても足蹴にされてもヘラヘラ笑って「本当の君はもっと素敵な人のはずだろう? さあ、笑っておくれ!」みたいな事を言ってあげてるんですから。
そこでハッとして正気に戻ってくれるヒロインはフィクションの中にしかいません。

「真のフェミニズムはもっと素晴らしい」という発言そのものがフェミニズムをエンパワーメントし続けているのです。
「あなたの優しさは優しさじゃなくて弱さでしょ」というあの不愉快なセリフが我々に見事にぶっ刺さっているのです。
我々の優しさが弱さとなり隙となりフェミニズムを増長させているのです。
フェミニズムが増長すれば当然、表現規制も加速します。

相手が自分の恋人だったり妻だったりするなら、多少甘くなるのもまだわかります。
しかし相手は所詮ツイッターのむこうにいる赤の他人ですよね。
そしてその赤の他人のせいで我々の楽しみが何度も何度も妨害されているのです。
どうして皆さんはフェミニスト達にそんなに優しくしてあげるのですか。

我々からいくつもの楽しみを奪い、散々コケにしたフェミニズムを、一体なんの義理があってそんなに一生懸命フォローしてあげているのですか?

ちゃんとした人はフェミニストにならない

これもはっきり伝えていきたい。
ちゃんとした人はフェミニストになんかなりません。
実際に世の中で活躍している女性達を想像してみて下さい。

僕の場合はやはり最初に思い付くのは女性声優です。
次に女性漫画家や女性イラストレーター。
女性作曲家。
女性脚本家。
あえて名前は挙げませんが、心から敬愛する女性はたくさんいます。

皆さんは誰を想像しましたか?
そして、その人はフェミニストですか?
おそらくほとんどの場合、フェミニストではないと思います。
当然です。
きちんと自立して責任感を持ち、己の役目をこなしている人間は、フェミニズムの権威を必要としないのですから。
専業主婦だって、本来は誇りをもって従事出来る仕事だったはずです。僕の母も専業主婦でした。僕は母にとても感謝しています。
専業主婦から誇りを奪ったのはフェミニストです。

真のフェミニストはフェミニズムを捨てろ

「いやいや、困っている女性を助けているフェミニストもいるはずだ」と思う方もいるでしょう。

僕もインターネットで検索してフェミニズムを掲げた相談所の様なものがたくさん開かれているのを確認しました。
僕の地元にもいくつかあります。

確かに、夫のDVに苦しんでいる女性や職場のセクハラに困っている女性の相談にのったり、具体的な解決策を練ったりして本気で取り組んでいる人達も中にはいるのでしょう。
「もしかしたらこの人達が真のフェミニストなのかな?」と思わなくもありません。

しかし、もう少し考えてみて下さい。
そういう人達が評価されているのはフェミニストだからですか?
違いますよね。

『困っている女性の相談にのる事で心を軽くしてあげた』
『具体的な解決策を練って共に困難を乗り越えた』

そういった実績を積み重ねて信頼を勝ち取っているのです。
フェミニストだから信頼されているのではありません。
それに現場で問題解決に取り組んでいる人達が「萌絵を規制すればDVが減る」とか「家族を解体すべし」とか考えているとは思えないですよね。

何度でも言います。
ちゃんとしてる人はフェミニストにならない。
ちゃんとしてる人はフェミニズムを捨てろ。

自分達の仕事に誇りを持っているのなら尚更、胸をはってフェミニズムの看板を捨てるべきです。
フェミニストを名乗っても、不倫を奨励する大学教授やアニメ叩きに夢中な弁護士に名誉を吸いとられるだけなのですから。
勝ち取った信頼を、実績を、名誉を、しっかりと自分のものにして下さい。手放してはいけません。
そのためにフェミニズムを捨てましょう。

冷酷になれ

総評としては「みんな、もっとちゃんとフェミニズムを突き放さないとダメじゃね?」って事です。 

ちょっとあまりに甘過ぎないかなと。
もっと冷酷になりませんか。
もっと厳格になりませんか。
我々が優しさを発揮するべき相手はフェミニストではないはずです。

表現規制反対派が優しくするべき相手は、
『絵』や『物語』や『広告』であるはずです。
『クリエーター』や『役者』や『スタッフ達』であるはずです。
『思想』や『感性』や『欲求』であるはずです。
あなたはフェミニストがこれらを潰す場面を何回見ましたか?
もう一度に聞きます。
あなたはどうしてそんなに一生懸命フェミニズムをフォローしてあげているのですか?

多分、みんな優しすぎるのだと思います。
フェミニストの事が大嫌いであるにもかかわらず、自分がフェミニストを甘やかしている事に気づけない。
あなたはそれくらい優しいのです。
だけど、もう終わりにしませんか。
我々の敵が血も涙も無いゴブリンである事は百も承知のはずです。
もう少しだけ強気になってみませんか。

繰り返しになりますが、僕はみんなのリーダーでもなんでもないし、表現規制反対派である以上、強制するべきじゃないと思っています。
この記事を読んで僕に呆れてしまった人もいるでしょう。
しかしだからといって僕はその人を敵視したりはしません。仲間同士で足並みを揃える事も大事だというのは理解しているつもりです。

ただ、一回自分の考えを提示しておきたくてこの記事を書きました。
今回はこれで失礼します。

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