見出し画像

半径0mの世界 4年 東山 裕輝(新潟明訓高校)

はいどうも、こんにちは!

がてぃ…

…失礼しました。笑

いたずらの場にいないことはない部内屈指のいじめっこ創の次にブログを担当します、学習院大学輔仁会サッカー部4年 東山裕輝です。


東山裕輝として文章を書くのは久しぶりになります。

僕の文章を読んだことがある人には真新しさはないかもしれないですが、今回は少しテイストを変えて書いてみましたので是非!

タイトルの半径0mの世界ってなんだろうと考えながら読んでみてください。

(あとでわかった時にもう1度読むとすっきりするかも)


今回のお話は、過去の自分、そして、半径0mの世界にハマりもがいている人に送ります。


ちなみに、、、

読んでいてつまんないなーと思った人は1番下までスクロール!!

で、他のお話を覗いてみて。

無事に最後まで読んでくださった人も明日の直央のブログまでのつなぎにアナザーストーリーを楽しんでください。笑

どのお話が良いと思ったか教えてね。


では本編どうぞっっ



1.上手くなりたい…!と半径0mの世界を追い求めた先には

サッカーをやっている人なら誰しも思っていることだろう。

僕もその例外ではなく、ずっとずっとサッカーが上手くなりたくて仕方がなかった。

ーーーー

5歳のとき、親に初めて連れて行ってもらったサッカースクールで僕はサッカーに出会った。それが今の今まで17年間続いているのでまさにドハマりしたわけである。

小学校は同期6人の地元の小さなチームだったが、中学生になり、セレクションで受かったクラブチームには40人以上の同期ができて一気に世界が広がった。


さあ、ここで試合に出るためには自分がうまくなるしかない。

うまくなるためには誰よりも練習するしかない。

周りは関係ない、自分さえうまくなればと自主練しまくった。

きっと人生で1番練習していたと思う。


中3の時は、チームとは別のサッカー教室にも通い始めた。

(その名もドリブル突破塾。)

(練習に遅れる理由を当時コーチには塾に通いますと半分ホントで半分ウソをついていた笑)

練習前は早く来てドリブル練習、練習後は裸足になってミニボールを触り気づいたらグラウンドに誰もいなくなっていたこともしばしば。


1番大事なのは「個人技」と信じて疑わなかった。


その甲斐あってか、僕の中学ラストイヤーは、背番号9を背負い試合に出続け、最終的に高円宮杯にも出場して幕を閉じた。

ーーーー

あれ、なんであいつって自主練してないのにあんなサッカー上手いんだろう。

絶対おれのほうが練習してるのになんで??


2.「お前だけ成長してないよ」

さて、高校生になった僕は県内屈指の強豪 新潟明訓高校へと入学した。

もちろんレベルの高い環境でサッカーをするためだ。

中学のときの功績もあってか、

高校生になって初の公式戦でスタメン、初ゴールを飾り、最高のスタートダッシュを切れた。

(同期にうまい人が集まりまくってスタメンのうち9人ぐらいは1年生だった)


そして、なんと国体の新潟県代表メンバーに選ばれたのだ。

県トレにも選ばれたことがなかったのに…!

今まで自分がやってきたことは間違ってなかったんだと思えた瞬間だった。


しかし、国体から帰ってきた僕にポジションはなかった。

幸いAチームには置いていてくれ、メンバーに入ることもできたが、

必ずベンチ。出場もあったりなかったり。


ーーーー

そんな中、ある冬の練習での出来事。

練習中に全員が集合させられ監督の話が始まった。


「全然成長してないヤツがいる。このままじゃそれで高校サッカー終わっちゃうよ。いつ伸びるの?自分でもわかってるだろ?」

「なあ、東山。」

「お前が国体で同年代と悠々とサッカーしている間にこっちは上級生に必死に食らいついてんだよ。」


前後の脈略はあまり覚えていないのでご了承していただきたい。

なあ、東山が強烈過ぎて、今でもその瞬間だけは鮮明に覚えている。


何よりもみんなが集まっている前で、しかも名指しで言われるとは思っていなかったのでかなりショックだった。

今思えば、厳しいながらもそこで僕に気づかせてくれた監督には感謝である。

ーーーー

あー、もっと練習してうまくならなきゃ。

と、また個を高めるために練習後に自主練をしていた時のこと。


3.”サッカー”のうまさ


練習後にドリブルやリフティングでボールタッチの自主練をしていたら監督が近づいてきてこのようなことを言われた。

「1人でやるのがサッカーじゃない。いくら技術があってもそれはサッカーが上手いわけではない。サッカーはみんなでやるからサッカーなんだよ」

「ボールが友達だからってサッカーが上手いわけではないよ」


僕は当たり前のことを完全に忘れていた。

いや、わかっているつもりになっていたのかもしれない。


そうじゃん、サッカーって1人でするものじゃないじゃん。

世界がパーっと開けた瞬間だった。


それからは、サッカーの話をもっともっと仲間とするようになったし、

わからないところは聞きまくった、

うまいやつのプレーは観察しまくった、

ピッチの上では年齢関係なくコミュニケーションをとって思いを伝えた。

わからない所だらけだったけど戦術的な部分も話を聞いたり、たくさん考えて、実践した。


当たり前かもしれないけど、できてなかったけど、

あの監督の言葉で気づけて、自分だけの世界から抜け出すことができたのは事実だ。


ーーーー

そうか、だからあいつは技術があるだけでなくサッカーが上手いから試合に出続けているのか…!


4.22歳になったいま半径0mの世界との向き合い方

長い長い昔話にお付き合いいただきましてありがとうございます。笑


念のために言っておきますが、僕は下手クソでほんとどこにでもいるそこそこのプレーヤーであることは間違いない。

高2のときにはパスが下手過ぎてインサイドパス10000回練習しろなんて言われたこともあったし、

ボールを受けるのが怖くて仕方がないときもあった。

スタメンのチャンスが来てもモノにできず次の試合ではすぐベンチ。

試合に出てたのは本当に最後の最後の選手権のときだけ。


でも、こんな僕でもちょっとづつ”サッカー”が上手になってきた。


だからこそいま伝えたい。

学生主体という今の大学サッカーでは良い意味でも悪い意味でも、

様々なものから開放される。


自分はなんで上のチームにあがれないんだよ

なんであいつが出てるんだよ

おれは結果を残しているのに見てくれていない

俺のほうが良いプレーしてるだろ


こんな不満が出てくることも時にはあるだろう。

でも違う。

目先の結果、誰にでもわかる輝かしい成果じゃなくて、

自分を活かすためにはどう味方を使うのか、

味方の良さを引き出すためには自分にはどんなプレーが求められるのか、

うまくなるためには悔しいけどあいつに聞くしかないから聞いてみよう

なにか言われるかもしれないけど勇気をだしてコミュニケーションをとる、

こういった姿勢なのではないかと思う。


BチームからAチームに上がっても何もできないのは当たり前だ。

だって、自分の技術だけに頼ってやってるからだ。

レベルが上がれば上がるほど通用しない。

でも、味方との連携はどのチームでも通用するし、

自分がうまくいかないときの手助けとなる。

上手い人には上手い理由が必ずある。それに気付き自分にに落とし込んでいくことが大事だ。


僕は半径0mの世界、つまり、自分だけの世界に固執していては”サッカー”はうまくなれないと悟った。


ただ勘違いしてほしくはない。

僕は半径0mの世界を完全に捨てろといっているわけではない。

むしろ、千代田や来都(タイトル)のブログは適切な半径0mの世界を見つけ、磨き上げた結果とも言える。

僕は、この半径0mの世界を勘違いしていて、自分の適性や強みではなく、憧れや、自分はこうなりたい!というエゴの部分が大きかったのだ。

自分の強みや、これだけは負けないという現状認識をしっかりした上での半径0mの世界ではなかったからドロ沼にハマってしまっていた。


そう、大事なのはバランスである。

自分として負けられない部分を出すときと、他を活かし、活かされの関係を結ぶときとの。

この絶妙なバランス感覚の難しさが、

サッカーの面白さであり、うまくいかない要因なのかもしれない。


あなたの半径0mにはどんな世界が広がっている?

そしてそれは周囲の世界とどんな繋がりを持っている?

ーーーーー



以上です!

最後までお読みいただきありがとうございました。


「半径0mの世界」というのはMOROHAの「革命」という曲よりお借りしました。

「半径0mの世界」=「自分」です。

痺れる曲なのでぜひ聞いてみてね。


冒頭でも紹介したように、あと2つブログを書きました。

どの話が印象に残りますか?

明日の直央のブログの繋ぎにも読んでみてね!

以下から読めます!!



そして、明日はいよいよ、、、!

本人がニヤニヤしながら放った狙いすましたボケはとことん滑り、狙ってない一言で爆笑をさらう、

狙ったシュートよりも、当たり損ねのシュートがゴールネットを揺らす、

我らが学習のキャプテン宮原直央です!


サッカー面はもちろん、1人の人間としても尊敬してる、しっかり者の直央のブログをお楽しみに!


リーグも残すところ2試合となりました。

まずは、明日の試合、必ず勝つよ。


令和元年  10月5日  東山 裕輝

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?