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チェコ - プルゼニ ピルスナー・ウルケル醸造所見学!

チェコ第四の都市プルゼニ(Plzeň) 。チェコ西部のボヘミア地方にある街です。ドイツ語名ではピルゼン(Pilsen)。ピルスナービールの元祖である「Pilsner Urquell(ピルスナー・ウルケル)」が誕生した都市でもあります。ピルスナー・ウルケルの醸造所見学のために訪れました。(2019年12月訪問)

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プルゼニ(Plzeň)には、滞在していたドイツ南東部の街レーゲンスブルク(Regensburg)から電車で向かいます。バイエルン・ボヘミア・チケット(Bayern-Böhmen-Ticket) という電車のチケットを購入すれば、ドイツのバイエルン州とチェコのボヘミア地方の都市間電車(市内交通は除く)が指定時間帯は乗り放題になります。そのため、日帰りで見学する場合はお得です。電車に乗り、約3時間ほどでプルゼニ駅に到着します。

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プルゼニ駅から地下道でピルスナー・ウルケル醸造所(Plzeňský Prazdroj)方面に歩いて行けます。しかし、プルゼニ駅の駅舎は立派なのでホールの内装および外観も見ごたえあり。一度駅舎の外に出て見学することをおススメします。

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ピルスナー・ウルケル醸造所は駅から数百メートルの距離にあり、とても近いです。風向きによってはモルトの甘い香りが漂ってくるでしょう。手前に大きな道路があるので、歩道橋を渡りピルスナー・ウルケル醸造所の正門の前へ。正門をくぐりしばらく歩くと右手にレストランがあり、ここでは「Pilsner Urquell(ピルスナー・ウルケル)」を様々な注ぎ方で味わうことが出来ます。

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さらに奥に歩き、左手にビジターセンターが見えます。ブルワリー見学用のチケットはビジターセンターでも買えますが、混んでいるので訪れる前にインターネットで購入することをおススメ。ビジターセンターには醸造で使われた道具の展示やPilsner Urquell仕様のバイクなど、ビール好きには楽しいものが展示されています。

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待ちに待ったピルスナー・ウルケルのブルワリー見学ツアーが開始。最初はビジターセンター内のプルゼニの街の歴史や受賞したメダルの展示コーナーです。その後、屋外に出てバスに乗り工場へ。広大なボトリング設備が稼働している様子をじっくり見ることが出来ます。

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次はビールの原料のコーナー。大麦、水、酵母、ホップについて説明を受けます。そして、仕込釜のあるエリアへ。巨大な釜が多数立ち並ぶ姿は圧巻。実際に稼働しているエリアもあり、モルトの香りと熱気が立ち込めてします。

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醸造所の歴史と人物の写真のあるエリアへ。昔の仕込み設備なども展示されていました。その次は地下道へ。地下道はひんやりしており、ビールの冷蔵施設として使われていました。とても広く入り組んでいるので、案内がないと迷ってしまいますね。

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地下道の先に歩くと、木樽の開放型発酵樽が並んでいるエリアにつきます。現在のビール造りでは密閉型の金属製発酵タンクが主流ですので、昔の醸造方法を再現している場所。とても興味深いです。

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その先は貯酒用の樽があるエリア。ここでは樽からビールを直接サービングしてもらえます。サービングされているお爺さんはかなり手馴れており、大勢の見学者分のビールを遅延なく注がれていました。

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無濾過の「Pilsner Urquell(ピルスナー・ウルケル)」を飲めるという貴重な体験。ピルスナー・ウルケル醸造所見学に参加するメリットの一つです。美味しく味わいました。幸せ!

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醸造所見学はここまで。お土産を売っている売店近くに着くので、ピルスナー・ウルケルグッズをたっぷり買いました。チェコの通貨は「チェコ・コルナ」ですが、クレジットカードによる決済ができるのでユーロから両替せずに済みました。

楽しいピルスナー・ウルケル醸造所が終わり、滞在先のドイツ レーゲンスブルクへ。電車に乗り、日が暮れて暗くなりつつあるプルゼニ駅を後にします。チェコのプルゼニからドイツのミュンヘン/レーゲンスブルク行きの最終電車はかなり早い時間なのでご注意ください。

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ビール好きなら、一度は訪れてみたいチェコのプルゼニ。楽しい旅の思い出になりました。

■Plzeňský Prazdroj


醸造所見学ツアー申込サイト

https://www.prazdrojvisit.cz/en/#



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