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望郷の旅(6年ぶりの来沖編)vol.2

セニョールターコのオニオンリングが販売再開される午後18時まであいろむさんとドライブ。やはり、コザの街もまたコロナ禍や道路拡張による再開発からか変わってしまった。
ちょこちょこ宿泊していたホテルウエスタンは閉業。入り口には不動産会社のステッカーが貼られていて切なさが増した。石井愃一さん似のおじいが一人で切り盛りしていた、豚骨の匂いががつんと鼻をつく沖縄そば店『沖縄そば家』も閉業。夜中、空きっ腹を満たしてくれた馴染みの店がなくなったのはかなりつらかった。さらに、サンエー中の町店近くにあった、お洒落なお母様と娘さんが営まれていた雑貨屋も閉業。親戚の子どもたちのお土産としてマグカップやぬいぐるみを買った場所だったからかなりへこんだ。
その一方で、かつてライブハウスモッズのあった場所が解体され、跡地はセブンイレブンになり、ここにもセブンイレブンがと遠い目になったものの、ホテルニューセンチュリーのほぼ向かいなので飲み物とかを買うとき便利だなと少し嬉しくなったりした。園田ではキャバクラが相次いで閉業しているのと反比例し、お洒落なカフェやバルが開店し、盛況なのに時代の流れを感じた。
再びプラザハウスへ。セニョールターコへ向かい、予約番号を告げつつ、オーダー。メニューはタコライスとオニオンリング、コーラである。タコライスは、雑誌で紹介されていた、ORANGE RANGEのYAMATOお勧めの食べ方であるマヨネーズ入りタコライスで。
あまりに美味しそうに食べるYAMATOの写真が目に焼き付いて離れず、一度トライしてみたら、味あふぁーなタコミート、しゃきしゃきレタス、瑞々しいトマトとマヨネーズがあい、サラダごはんちっくで美味しく、以来、セニョールターコでタコライスをオーダーする時はマヨネーズ入りと決めているくらいなのである。
タコライスとオニオンリング、コーラが運ばれた時は歓声をあげそうになった。なんせ、明け方にうどんを食べてから、液体以外口にしていないから飢えまくりなのだから。

セニョールターコのタコライスは絶品!

さて。いただきます!
久しぶりのタコライスきたー!ぬちぐすいやシーサーで食べるタコライスも美味しいけど、やはりタコライスは沖縄で食べると格別!それも中部のタコライスがやはりしっくりくる。うまーい!
あいろむさんもマヨネーズ入りタコライスがお気に召されたようで顔がほころんでいた。なんか嬉しい。話は再びオキナワンロックについて。だんだんヒートアップする私に苦笑しつつあいろむさんはぼそり。

「コサイさんって、オキナワンロック、特に城間兄弟の話するとき目がキラキラしてるよね」


あ、やはり?バレバレか(笑)
うーむ。色々あったものの、1997年以来心を虜にした人たちだからなあ。
気がつけば四半世紀も彼等の足跡を探していたのだからある意味凄い。うん。色々あったものの。 
話しに夢中になり、手をつけていなかったオニオンリングを照れ隠し混じりにぱくり。少し冷めてしまったものの、フリッタータイプのオニオンリングをサーブする店が多い中、パン粉タイプのオニオンリングを出すセニョールターコ。パン粉のクリスピー感と玉ねぎの素朴な甘さがぎゅっとくるオニオンリングは冷めても美味しかった。
あいろむさん、セニョールターコのタコライスを気に入られたようでひと安心。自分の好きな場所をプレゼンし、勧める時は我ながら小心者だと思うけれど、気に入られなかったらどうしようと薄氷に覆われた池を歩くような気持ちになるからだ。
プラザハウスも見回すと様変わりし、輸入ものの雑誌やボーダーインク等の沖縄県産本を販売していた書店、タートルブックストアが閉業。その一方で本土では絶滅危惧種である『乃が美』の食パンのテナントがあったり、かねひでに代わり、ロージャーズフードマーケットなるおハイソな食料品コーナーができていたりしていた。さらに、北中城にある『ローズガーデン』の姉妹店であるケーキショップ『メルローズ』が!『ローズガーデン』の人気デザートであるチーズケーキが売られていて、さっきタコライスとオニオンリングで腹を満たしたばかりなのにあやうく別腹を形成しかけた程である。

結局、ケーキを買わずに終わった。ちくしょー!次回は必ず!



あいろむさんの車に乗り込み、再びホテルニューセンチュリーへ。ニューセンチュリー駐車場にて翌日の再会を約束しつつ解散。あいろむさんには多大な犠牲を払っていただいた。感謝の極みである。
ホテルの部屋へ戻り、ごろり。ちょうどガンダムSEEDDestinyがBS12で放送されているのを知り、食休みついでに見ることに。しかし、映りが悪く、途中で観られなくなり、チャンネルをBSから地上波に変更。しばらくテレビをザッピングしたり、一風呂浴びてくつろぐ。
午後21時。そろそろコザの街を満喫するかと、着替えて夜のコザはゲート通りを歩くことにした。
久しぶりのゲート通りは匂いさえも変わってしまった。00年代後半くらいまではゲート通りは粉っぽいチョコレートとダウニーの洗剤が混ざったような匂いのする街だった。10年くらいあたりからスパイスと安い香水の混じった匂いが漂う街になった。


クラブやバーが増えたゲート通り
変わらない上間天ぷら店の佇まいになんかほっとした。


冷凍の焼き鳥を塩コショウとガーリックパウダーで味つけしていた屋台の代わりに、バーベキューチキンやハンバーガーのキッチンカーが店先近くに停められているのも時代の流れなんだなと目を細めた。
バーやクラブから流れてくる音楽も叩きつけるようなスラッシュメタルから、重低音が骨身にしみるようなヒップホップやR&Bが主軸になっていた。
6年の歳月の早さと重さを改めて思い知るゲート通り探訪となった。

(望郷の旅vol.3へ続く……)
(文責・コサイミキ)

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