Atsuo Fujito / 藤戸 淳夫

人と地球を健康にすることが使命。病院、薬局、災害、研究、教育現場での気づきや学び、健康…

Atsuo Fujito / 藤戸 淳夫

人と地球を健康にすることが使命。病院、薬局、災害、研究、教育現場での気づきや学び、健康トピックについて思いの丈をゆるっと書く。薬剤師・博士(薬学)|創業35年の薬局2代目|看護学校の先生|腸からはじめる健康塾 主宰https://guthacks.jp/

最近の記事

ヒルドイドの不適切使用について薬剤師が思うこと

ことの発端はヒルドイドを美容目的の使用以前より、医薬品である血行促進・皮膚保湿剤の「ヒルドイド」が、化粧品代わりに美容目的で使用されていることが問題となっていた。 そこで、このたび、2024年10月よりヒルドイドが保険適応外になることが、厚生労働省の指示で決定した。医薬品なのにもかかわらず、保険が効かなくなる。何たる悲報だろうか・・・。 本来は、肥厚性瘢痕やケロイドの治療・予防、乾燥肌、皮脂の分泌ができない方など皮膚のトラブルにお困りの赤ちゃんからお年寄りまで幅広い年齢層

    • 右脳と左脳どっちも大切という話

      右脳だけでも左脳だけでもいけないと思う出来事があった。 資本主義社会においてビジネスは多種多様。とはいえ、何をやっても許されるわけではない。 ヘルスケア領域で科学的根拠の乏しい商品や情報を販売するのは好ましくない。ましてやゴリゴリのセールストークで売りつけるなんて論外。これは前提条件。 そのうえで、この世の中、わかっていることの方が少ないわけですが、ヘルスケアは科学をベースに積み上げられているのは確か。 〇〇やったらがんが治りましたとか、□□だけやれば10キロ減量とか

      • コーヒー好きな方に朗報です。

        コーヒーは、数多くの研究から健康にとって有益であることが明らかになっています。 はじめにそんなコーヒーについて、今回は生活習慣病の代名詞とも言える『2型糖尿病』との関連性をみていきます。 ちなみに最近は、2型糖尿病とは呼ばず❝ダイアベティス❞と呼称するように、日本糖尿病学会と日本糖尿病協会が2023年9月22日に提案しました。 糖尿病への偏見や差別をなくすことが目的だそうですが、正直、医療者にとっても「分かりにくい」と感じてますし、まだまだ浸透してません。 とはいえ

        • 二割しか知らない、学校薬剤師という存在

          担当の小学校で講話してきたという話今日は僕が担当している小学校の小学3年生に向けて、学校薬剤師という仕事の一環で「みんなに教えたくなる健康クイズ」というテーマでお話してきました。 クイズ形式でカゼやお薬について質問していくと、スゴイ勢いでバンバンと一斉に手が挙がる!!!みんな元気で素晴らしい!! 普段、大人向けにやってる健康セミナーや医療者向けに話す研修会では、全くと言っていいほど質疑応答で手は挙がらないので、ギャップがスゴイ(笑) そして、講話の最中は、子どもたちの

        ヒルドイドの不適切使用について薬剤師が思うこと

          当たり前のことを当たり前にやる

          当たり前のことを当たり前にやる OWNDAYSの田中修治社長の言葉が刺さりすぎた。 「誰でも夢が叶う秘密の方法」という動画を観て、改めて身が引き締まったので書き留めておきたい。 ものごとを成功へ導く大切な3つの言葉 知ってる できる やってる 特に、自分自身への最も重要な問いかけ 「やってる?」 これはめちゃくちゃ大切なキーワードだ。 さて、具体例を挙げてみてみよう。 運動不足だとは自覚しているものの、ほとんどの人は運動なんてしない。 お腹が出てきたとは自覚

          当たり前のことを当たり前にやる

          2023年の振り返り/2024年の抱負と野望

          改めて、新年明けましておめでとうございます。 「2024年は龍のごとく高々と飛躍した一年でした!」 と胸を張って言えるよう行動していきます。 もうすぐ僕は薬学博士 2023年は社会人大学院生(博士課程)の最終学年として、研究や論文執筆に追われながらも、新しい取り組みにチャレンジした一年でした。 学位取得についての現状としては、 2023年12月中旬に国際ジャーナルへ2報目の論文が受理され、ようやく学位取得の目処が立ち「2024年3月には薬学博士(Ph.D.)にな

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          Noteはじめました。年始の応急診療所で1日働くと、日本の社会課題が見える

          ごった返す年末年始の応急診療所どの自治体にもあると思うんですが、地域のクリニックや病院が休みの日には、行政が運営している診療所が開かれる。「応急診療所」「休日・夜間診療所」などその自治体に応じて、いろんな呼び方があるかもしれませんね。 年末年始は、どこの医療機関もおやすみなので、例年ごった返す。まさに ❝お祭り状態❞ なのです。昨日は1日、応急診療所の当番でした。もちろん薬剤師として。ぼくの地域では、医師会、薬剤師会に所属している医療者が輪番制の即席メンバーで働いてます。

          Noteはじめました。年始の応急診療所で1日働くと、日本の社会課題が見える