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【妻に捧げる読書note】心の容量が増えるメンタルの取扱説明書(by エマ・ヘップバーン)

メンタルを病んでふらふらと書店を歩いていたら、いつの間にか買っていた本。タイトルに惹かれたのだけど、中身もちゃんとしてました。

要点

  • 心が健康=自分で自分をケアすること、やさしさと思いやりを込めて自分を丁寧に扱うこと:誰しも心を病むことはある。そんなとき、いかに自分の心をケアするための道具を持っているかが大事。

  • 自分の感情に名前をつける(認識する):SNSを見て、なんとなくもやもや。他人の活躍を見て、聞いて、なんとなくもやもや。そんな違和感をそのままにせず、きちんと向き合って、名前を付けよう。妬み、怒り、嫉妬・・・名前を付けて認識すれば、対処を考えることもできる。まずは自分の心、感情を素直に認識して、認めてあげることから始めよう。

  • 正しく比較するスキルを身に着ける:他人のすごく一部のキラキラした部分と自分の人生を比べて、果てしなく落ち込む・・・それは正しい比較ではない。自分に不利な比較をして、気分を憂鬱にする必要なんてない。(そんな自分をいじめるいじめっ子を自分で量産する必要はない)もし、自分の人生と他人の人生を比べてしまいそうになったら、「自分の人生で得てきたものが、もしも無かったら」と考えよう。他人を勝手に上に設定して自分をさげすむより、「持っていない」自分を下に見て、優越感に浸ろう。

響いた内容

本の途中で、「インポーシス症候群」という症例が紹介される。これは、仕事をうまくやれる人ほど、うまくいったらそれは運が良かった。失敗したらそれはすべて自分のせいだと、過剰に自己を否定しがちだというもの。仕事を行う上で、「自責」で考えなさい、そうすれば自己研鑽につながる、と長年信じてきたが、いつの間にか自分も自己否定の癖がつきつつあったことに気づいた。この本のおかげで、すべて自分のせいだ!と悲観することはなくなった。

こんな人に読んでほしい

心がいっぱいいっぱいであふれそうな人。将来に備えて、心のケアの道具を増やしたい人。


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