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リモート会議を盛り上げたいんだ

月曜は定例ミーティングから始まる。
週例会とも3M(Monday Morning Meeting)とも言う。

僕が所属するチームは、すべての業務が原則オンラインに移行している。週初めのミーティングも、Teamsを使用したリモート形式で行われる。

さあ一週間の始まりだ。幸先よくスタートダッシュを切りたい。

僕はオンライン空間に集ったメンバーに向けて檄を飛ばす。

今週達成することは何か?
チームに共有しておくことは何か?
解決すべき課題は何か?

ところが、だ。
気づくと喋ってるのは僕だけだ。

−−−もっとこいよ!もっと、、、あるだろう!

画面越しに呼びかける。
しかしメンバーからは、共有事項もなければ、課題もない。
リアクションもないし、「いいね!」もない。

きょうも一人相撲だ

リモート会議が一過性のものではなくなり、インターネット上にはリモート会議のマナーに関する記事が溢れている。

しかし、知りたいのはマナーではない。
どうやったら会議が盛り上がるのか。それだけだ。

会議における心理的安全性を高め、エンゲージメントを向上させる責任は誰にあるのだろうか?

上司?
否。

そこにいる全員。

参加者全員が、当事者なのだ。


当事者意識を高めて、会議を盛り上げるためのコツをいくつか紹介しよう。


1.ミュートは禁止

他人の発言中はミュートにするのが礼儀と教わったかもしれない。確かに、騒がしい環境にいる場合はそうするべきだ。

しかし、ミュート状態では瞬時のリアクションが出しにくい。うなずきや相槌も難しい。

10人程度の会議であれば、ミュートを解除し、積極的にリアクションを試みよう。その方が、会議は格段に盛り上がる。

2.常時カメラオン

カメラをオンにすることが避けられがちな時期もあった。

理由のひとつとして、カメラ使用が通信容量を圧迫し、会議の品質を低下させること。もう一つは、プライバシーへの配慮だった。

しかし、私たちはあなたの顔を見たいわけではない。優先すべきはリアルなコミュニケーションを実現することだ。

静止画では、その実感は得られない。
カメラオンにして、実際に手を振るなどのリアクションを取ることで、より伝わる。

3.役割は持ち回り

会議には司会者、議事録担当、画面共有担当、タイムキーパーなど、様々な役割がある。

参加人数が多い場合は全員に割り当てられないかもしれないが、これらの役割を持ち回りで担当するようにしよう。

みんなが当事者だ。



オンライン会議が一人相撲に感じるとき、それは参加者の当事者意識の欠如が原因かもしれない。

参加者に告ぐ。
君たちはゲストではない。

全員が主催者だという意識を持つことが重要だ。


全員野球

さあ、みんなで4年前に置いてきた忘れ物を取りに行こう。

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