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思いやる心。ちっこい子供も目では見えない事でもちゃんと理解して行動できるんだと知った話


ある日、突然娘のクラス担任がしばらく体調不良でお休みする事になったとお便りで知った。

理由は具体的に書いてないけどとっても若く運動が大好きでハツラツと明るい先生。どうしたんだろう?娘も私も夫も心配した。

「先生今日もいなかった。先生とお話したいよう」

毎日、保育園の帰り道に言っていた娘。
ほぼ1ヶ月経って復帰した先生。何だか顔色も悪い気がした。

その日娘は「皆にお知らせがあります!ついに!先生に会えた!ついに!」と夕食の時に発表してくれた。夫と一緒に「イエーイ!」と拍手で喜びあった。

復帰2日目。帰ってきた娘が「先生のお腹には小さい小さい赤ちゃんがいるんだって」「いつもの様に走って抱きついたりしたら赤ちゃんビックリするから優しくくっつく」「先生の赤ちゃん皆で守る為にお手伝い頑張るの」と話してくれた。

そっか。体調不良の理由はそれだったのか。心配ではあるけど嬉しい話。素敵な事!娘に「素敵だね!嬉しいね!」と一緒に笑いあった。

次の日の朝、先生とお話できる時間があり娘から聞いた話をした。先生は皆にお話するか悩んだそうだ。まだお腹も出ていない安定期前。3歳児クラスの子供たちがちゃんと理解できるのか今のタイミングで良いのか。

そして悩んだ末に話すことを決めた。子供たちに思いやる心を育てる意味でも大切な事だと判断してくださったのだ。

その結果、子供たちの行動がガラリと変わり先生も驚いたそう。テキパキと給食の用意をしたりお掃除も。先生元気?と気にする子も。以前と変わらず元気に取り組む先生。目には見えないのに子供たちはお腹の赤ちゃんを想像して優しくできたのだ。

その話に目の周りが熱くなって感動した。先生の子供たちの心を豊かに育てたいと想ってくださってる事にも子供たちの行動にも。

娘は毎日「先生の赤ちゃん大きくなったかな?この位かな?」と手を使って大きさを想像し「会えたら遊んであげたい」とこれからの事を想像して楽しみにしている。そんな事を考えれるほど成長しているんだな…たくさんの発見に嬉しくなった。

先生ありがとう。無理しないでね。赤ちゃんと体を優先にね。コロナ禍で不安が多い中でも何事もなく元気な赤ちゃんと会えるように娘と毎日願っていきたい。

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