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セミリタイアとアーリーリタイアの違い

「アーリーリタイア」「セミリタイア」「FIRE」という言葉を耳にする機会が多くなったと思いませんか?
仕事だけに時間を費やす人生を送るのではなく、人生を自由にエンジョイしたいと考える人が増えて、新しいライフスタイルの選択肢として近年注目されています。
私はセミリタイア/FIREを選択した一人ですが。

今回はアーリーリタイアとは何か、セミリタイアとの違い、そのメリット・デメリットについてまとめてみました。

興味がある方はぜひ読んでみてください

アーリーリタイアとは

アーリーリタイアとは定年前に仕事を辞めること

アーリーリタイアとは、定年退職の年齢を待たない早期の退職や引退を意味する言葉です。早期退職を意味する「early retirement」という英語に由来。早期リタイアという言葉も同様の意味で使われます。

日本では、高度経済成長期を機に雇用と労働の安定性を重視した終身雇用制度が多くの企業で定着しました。それにより、60歳や65歳の企業が定めた定年まで働くことが一般的になったのです。しかし、現代では長引く日本経済の低迷や働き方改革の推進により、さまざまな働き方に対する価値観が生まれてきています。人生の大半を仕事に費やすのではなく、それ以外のことに自由な時間を使いたいと考える人が増えたことが、アーリーリタイアが注目を集めている理由です。

アーリーリタイアとセミリタイアの違い

アーリーリタイアとセミリタイアの違いは、

「働いて賃金を得るか」どうかという点が異なります。わかりやすく言うと、セミリタイアはやや引退した状態。アルバイト・パート・フリーランスといった方法で一定の収入を得て生活をします。収入がある程度得られることで必要となる資産が少なくて済むため、完全に引退するアーリーリタイアと比較すると実現のハードルは低いです。

アーリーリタイアのメリット・デメリット

▶アーリーリタイアのメリット

■自由な時間が増える
大きなメリットは、自由に使える時間が確保できること。趣味や自分磨きなのための勉強時間、新しいことにチャレンジしやすくなります。また、仕事に追われず、何もせずにゆっくりと過ごすことも可能です。仕事による制限がなくなるので、自分の好きなように使える時間が確保できます。

■仕事によるストレスから解放される
会社を辞めると、仕事によるストレスから解放されます。働いてると気付きづらいですが、仕事によるストレスは多岐に渡るもの。タスクの消化・マネジメントの責任・人間関係・通勤・出勤時間に対するプレッシャーなど、仕事には多くのストレスが伴います。

時間や責任に対するストレスから解放され、穏やかな生活が獲得できることは魅力的な点と言えるでしょう。

■住む場所を自由に選べる
仕事から離れることで通勤の必要がなくなるため、住む場所も自由に選べるようになります。アーリーリタイアを実現すれば都会の喧騒から離れた静かな場所で余生を過ごす、海外で余生を過ごすという選択もできます。

▶アーリーリタイアのデメリット

魅力的なメリットが多くある一方で、今までのキャリアが止まる・収入がなくなる・孤独を感じやすい・時間を持て余すなどのデメリットもあることを頭に入れておきましょう。

■キャリアがストップする
これまで積み上げてきたキャリアはストップします。それにより、万が一仕事に復帰したいと考えた場合には、選べる選択肢は少なくなるでしょう。

■仕事による収入がなくなる
当然ですが仕事による収入はなくなります。収入がなくなっても生活費をまかなえる充分な蓄えが、必要不可欠です。また、生活費だけでなく病気・事故・介護・災害などで、突発的な出費が発生するケースも考えられます。収入がなくなることに不安を感じる場合には、投資による運用益の獲得や一定の収入を得るセミリタイアを選択肢として考えるとよいでしょう。

■孤独を感じる場合がある、、、
会社で働くことがなくなると、孤独を感じる場合もあります。会社を辞めると同僚や取引先の方とのやりとりがなくなるため、必然的に社会との接点が少なくなります。そのため、人によっては孤独を感じて寂しくなる場合もあるでしょう。事前にリタイア後にどのように生活を送るかイメージやコンセプトを持っておくと、このようなデメリットをケアできます。

■やることがなくて時間を持て余す
仕事を離れることによって得られる自由な時間を持て余し、「やることがない」と退屈を感じる可能性もあります。日々の仕事に追われていると、「時間がほしい」と漠然と考えることもあるでしょう。しかし、実際に自由な時間ができると「何をやればよいのかわからない」と悩む方も少なくありません。

忙しい生活を送っているとネガティブな要素の解決に目が向きがちですが、リタイア後に具体的に何をするかといったポジティブな将来に対するプランニングも重要です。

次回は

実現のための資金の目安、失敗しないためのポイントについて


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