MAPAの宇城茉世さんが大好きだ

MAPAの宇城茉世さんが好きです。
生涯でこんなにも好きになった女の子は初めてだし、今後も現れないと思う。

MAPAというグループは、女の子のアイドルを一度も好きになったことがなかった、ジャニーズ畑でずっと生きてきた私を目覚めさせるに十分な歌唱力と鮮烈な印象を残すダンス、そして魂をまるごと届けるパフォーマンスで私の心をこじ開けた。
メンバー全員のことが本当に大切で大好き

中でも私は茉世さんのことが特に大好きだ。
茉世さんの歌声、笑い声、話し方、私たちファンに向かって語りかける声、話題の選び方、言葉選び、汗を光らせながらの全力でのパフォーマンス、アイドルになるまでの人生の全て、アイドルになってくれたこと。びっくりするくらい小さい顔に大きな瞳、笑うとパカっと大きく開く口。MCでの少しふわふわした天然ぽいところ。裏腹に内側で燃える確固たる信念、日々進化し続ける歌唱力。全部好きだ。こんなにも好きでいさせてくれるところが大好きだ。

本人にも伝えたことがあるけれど(地下アイドル(この言い方ってどうなのというのは一旦置いておく)って直接本人に好きを伝えられるのが意味わからないぐらい強烈に幸せで意味がわからない)、MAPAに最初に出会った時の私は人生のどん底にいた。

2年半付き合って結婚の約束をしていた彼氏に振られて、1番信頼していた親友に裏切られて自殺未遂をして、もうぼろぼろだった。
そんな時、MAPAの怪獣GIGAに出会った。

迎えにきたよ。君を迎えにきたよ。
代わりにボロボロになるから、見ていて。

『怪獣GIGA』MAPA

陳腐な歌詞って思われるかもしれない(大森靖子さんの歌詞はすべからく天才なのでこの言い方は不敬かもしれないが敢えて)、この言葉だけなら誰にでも言えるかもしれない。
だけれど、MAPAの歌声を聴いて、そのパフォーマンスを見たらその「迎えにきたよ」が本気だとわかった。
本気で、会場にいる人全員を、鬱屈した日常から、寂しい夜から、絶望の朝から退屈な昼から、迎えにきたよと言っていた。音楽の中で、私たち一人ひとりに語りかけていた。
私は、MAPAのそのたった一曲に掬い上げられた。
時間にしたらたったの数分間。だけれど、人1人救うには十分だった。

私が初めて怪獣GIGAを聴いたその翌日に、怪獣GIGAのリリースイベントがあった。この日に初めて、私は茉世さんとお話しすることになる。
私事だが私の家はとても都心から遠く、そのイベント会場まで家からドアtoドアで3時間弱かかっていた。
そこで聴いた、アイドルを辞める日

いろんな都合や言えない事情、乗り越えてステージで待ち合わせ こんなロマンチックな待ち合わせ、やっぱ他に知らないから

『アイドルを辞める日』MAPA

遠くから来た。
気が遠くなるほど長く電車に揺られて、女の子のアイドルなんて自分が好きかどうかもまだわからないのに、一曲聴いたのが良かったからって私は何を場違いなリリースイベントに来ているんだろう。周りの人たちは、本当に長く推している人たちなんだろうなあ。私の服装とか、挙動は浮いていやしないだろうか。
自分勝手な都合だ。遠くから来たなんてだから何って感じで、そんな事情誰も知ったこっちゃない。
だけれど、その日その歌詞を聴いた時にまるでその日の私のことを抱きしめてくれたような気がして、ボロボロ泣いてしまった。

そうしたら、泣いている私に茉世さんが気がついた。自惚じゃない、彼女はいつもお客さんたちみんなを見ていて歌の中で目を合わせたり、微笑んだり、そういう交流をしてくれる人なのだ。(現場に通っているうちにそれがわかった)

感謝でちょっとだけ踏ん張って、ありがとうを届けよう

「アイドルを辞める日』MAPA

そう歌いながら、彼女は私を、大きな瞳で数秒じっと見つめてくれた。その数秒で、私はまた救われた。来てよかったと、わかってもらえたと、そう思えた。
私の人生全てをわかるわけがないし、知るわけがない。なのに、音楽の中で彼女は抱きしめてくれた。それがなによりも私の胸を打った。

茉世さんの胸の中にはずっと感謝がある。
来てくれてありがとう、CDを買ってくれてありがとう。聴いてくれてありがとう。好きでいてくれてありがとう。
それを、不器用に、けれどまっすぐに、いろんな形でいつも伝えてくれる。そういうところが大好きだ。

こうして書いていると、救ってもらえたとかわかってもらえたとか、すごい思い込みが激しいオタクだなって感じだけれど、MAPAのメンバー全員に、茉世さんに、ここまで思い込ませることができる実力があるとも言える。

本当にそんなすごいのかよ、って思う人にこそ、MAPAのライブを体験してみてほしいと思うし、音楽で抱きしめられてほしい。
私は、私が茉世さんに目を合わせてもらったり、言葉をかけてもらうのももちろん好きだけれど、他の人が茉世さんに救われたり好きだなあって思ってる姿を見るのも大大大大大好きだ。

MAPAが、茉世さんが生み出す空間全て大好きで、MAPAというグループがこの先もっともっとたくさんの人を楽しませて、救って、笑わせて泣かせて愛されて、どんどん知られていくのが楽しみで仕方がない。

こんなにも幸せな気持ちをありがとう。好きにさせてくれて、好きでいさせてくれてありがとう。
昨日も今日も明日も大好きです。

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