辞書の旅と書道特集 【う】 宇宙について
宇宙について
明鏡国語辞典の宇宙
【 独り言 】宇宙人の語釈が笑える。自分の常識は他人の非常識でもあるので、地球人ならせめて意思の疎通はできるようにしたい。
新明解国語辞典の宇宙
【 独り言 】新明解の宇宙人には否定的な意味はない。こうやって読み比べると、辞書によって微妙な思想の違いが浮き出て面白い。
広辞苑の宇宙
【 独り言 】広辞苑の宇宙人。①には尊敬の念。②は能力の高い人も含まれるので否定的とは捉えられず。結果、辛口勝負は明鏡の勝利。
宇宙の書き比べ
宇宙人の違い
宇宙のまとめ
宇宙とは、われわれの前に果てしなく広がり、すべての天体を含む広大な空間です。言葉によっては地球は宇宙に含まれません。そうでないと、国内旅行も宇宙旅行になってしまいます。
広辞苑の宇宙論的証明を見ると、宇宙の行き着くところは神(超常的な何かを含む)になります。
キリスト教で、神は愛と言います。辞書的に神が宇宙なら、愛がほとんどすべてということです。滅茶苦茶面白い。
辞書の旅と書道特集『愛について』では、愛は思いやりとも示しました。つまり宇宙もまた、思いやりに満ちていたのです。辞書の観点でも、話はこういう風になっていくようです。
宇宙に思いやりなんて、そんなバカな、と思った方もいらっしゃるでしょう。私もそうでした。
しかし思い直しました。人間がこの地球で生きている空間は、宇宙的には奇跡的に調和しているわずかな期間の可能性が高いです。その中で宇宙がこの秩序を思いやりで保っている、と考えると、今日も新しい一日が始まって有難いという感謝に繋がり、清々(すがすが)しい気持ちを味わえます。
最後の超常的な一点だけは、神を思う以外にないことが辞書からも学べました。
また、科学も宗教と考えると、今は科学という宗教が隆盛を誇っています。また他の宗教が主流になるかもしれませんし、日本なら良い塩梅(あんばい)で混ざるかもしれません。
ということで、「う」は宇宙を旅しました。来月は「え」ですね。今のところ「永遠」「英雄」が候補です。
本当は永遠回帰(永劫回帰)にしたいけれど、誰も読まなそうなので独りでやります(笑)どの語にするか乞うご期待!
PS
英雄にしました!